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2014-03

自分で作った壁をぶち破れ

ある後輩のこと。 その後輩は極度の人見知り。 過去の私が言うのもなんだが 《どうして営業職を選んだのだろう》 と不思議に思うほどだった。 ただそんな彼も私と二人きになると結構面白い。 ランチの時などは腹を抱えて笑えるほど面白い話をしてくれた。 《慣れてくればそのうちみんなにも分かってもらえるだろう》 と思っていたが、半年たっても1年経っても人見知り変わらない。 当然、お客様にも良さが伝わらず成績も伸びなかった。 そんなある日のこと。 いつもは3〜4人で飲みに行くのだが、その時は他の営業所のメンバーも集まり10人近くで飲みに行った。 こういったところではその後輩は力を発揮しない。 ほとんどしゃべらずに相槌を打っているだけだった。 しかし、その日は違った。 席を立ちあがり 「まずは菊原さんがイッキするぞ! そぉ〜れっ・・・」 と音頭を取り始めた。 《なんで俺なんだよ》 と思いながらも、彼の変化に驚いた。 それからというもの営業所内だけでなく会議でも発言するようなる。 またお客様に対しても自分らしさを出せるようになった。 その後、ほどなくして結果を出したのだ。 その後輩は自分自身で壁をつくり上手くコミュニケーションを取ることができなかった。 そのことをずっと悩んでいたのだろう。 そして、あの飲み会で壁を打ち破った。 それからは人気者となり、新しいキャラとして浸透していった。 無意識に 《自分はここまでだ》 と壁を作っていないだろうか? その壁は自分が作ったもの。 いっそ思い切ってその壁をぶち壊してみる。 その瞬間にチャンスが一気に広がることもあります。

 

聞く体制を整えなければ相手は本気で話してくれない

講師の中でも飛び切り話が上手い人がいる。 その方に参加者を引き付ける話し方について質問した。 私は 《絶対に聞き逃さないぞ》 と思いメモを出して準備した。 その方は丁寧にそのノウハウについて説明してくれた。 そして非常に役立つヒントを得られたのだ。 その方がこんな事を言っていた。 講師「私はメモを取らない人にアドバイスしないんですよ」 私「どうしてでしょうか?」 講師「だって話しても忘れちゃうでしょ。どんなに頭のいい人でもほとんどを忘却しちゃうのですから」 私「確かにそうですね」 《すごい事を聞いたぞ!》 と思っても、一晩寝て起きると 《あれ、なんだっけ?》 となることもよくあること。 人間の記憶力を過信してはならない。 またメモを取る姿は話す人に安心感を与える。 先日、お会いした営業マンは私の話をメモを取りながら聞いてくれた。 その姿を見て 《任せても安心だな》 と安心した。 以前、お会いした営業マンは手ぶらで話を聞く。 その姿から 《本当に要望が反映されるのだろうか?》 と不安になったのだ。 案の定、満足いく提案ではなかったが・・・ 聞く姿勢が出来てなければ相手も話す気がしない。 メモを取りシッカリ聞く体制を整えてお客様の要望をヒアリングしてください。

 

感情によって変えない判断基準を持つ

著者仲間とお会いした時のこと。 その人は投資に詳しい。 投資にポイントとして 「感情によって判断基準を変えない人が勝つ」 と言っていた。 普通の人は株価が上がってくると、どうしても 《よぉ〜し、もう少し上がるから待とう》 と欲が出てしまう。 だから”20%上がったら売る”と決めていた決意が揺らぐ。 そして売りのがし、結局損をするという。 一方、株で儲ける人は勝っても負けても “このラインにきたら売る” と決めている。 感情によって判断基準は変えないのだ。 私自身も営業レターで1つの判断基準を持っていた。 それは ”どんなお客様でも4回送る” ということ。 接客をしていれば 《さすがにこのお客様はダメだろう》 と分かってしまう事がある。 今まであればまったくフォローせず、3ヵ月後にソッとゴミ箱に捨てていた。 しかし、営業レターをスタートしてからはそういったお客様でもハガキを含めて4回は送ったのだ。 それから電話して判断した。 《絶対にお客様にならない》 と思っていたお客様の中からチャンスを見つけたこともある。 その場で見切っていたら決してつかめなかったチャンスだ。 営業レター、接客など。 感情によって変えない判断基準を持つ。 そうすることで数多くのチャンスをつかむことができます。

 

つまらない会議を楽しみに変える方法

個人コンサルティングで営業マンとお会いした時のこと。 高崎まで来て頂き、その後一緒に飲むことにした。 その営業マンからこんな話をした。 営業「私は会議が大嫌いでしてね」 私「私もそうですよ」 営業「あれほど無駄な事はありませんし、終わった後もしばらく腹が立って仕方がないんです」 私「そんなに激しいのですか?」 営業「ええ、内容はなくただ部長が怒鳴り散らすだけですから」 “会議を好き” という営業マンは少ない。 ダメ営業マン時代はもちろんのこと、トップ営業マン時代も会議は苦手としていた。 その営業マンはそれほど嫌いな会議を 「最近はちょっと楽しみになった」 という。 その訳を聞いてみた。 営業「実は会議に目標を設定するようにしましてね」 私「どんな目標ですか?」 営業「例えば”今日の会議では部長の言葉にイラつかない”という感じです」 私「なるほど」 営業「アンガーマネージメントの練習の場にしているんですよ」 その営業マンは本でいろいろと勉強している。 その効果を試す場として会議を利用しているのだ。 頭のいい方法だと感じた。 誰でも会議は好まないだろう。 そんな時は1つ目標設定してみる。 目標があるとつまらない会議も少し楽しみになることもあります。

 

人生を楽しんでいる人は楽しみを作るのが上手

友人と飲みにいった時のこと。 友人はなぜか嬉しそうに 「明日、歯医者なんだよ」 と言っていた。 普通は歯医者に行くのは嫌がるもの。 理由を聞くと 「その歯医者にあるマンガの続きを読むのが楽しみだから」 と言っていた。 どんな事にも楽しみを見つけるのはいいこと。 営業マン時代によく関連会社のチラシ配りというものをやらされていた。 工場のお昼時に社員食堂で食事が終わって出てくる人にチラシを渡す。 工場の人からは 《何だコイツら》 と言った冷たい目で見られながのチラシ配り。 私はこれが嫌でたまらなかった。 しかし、後輩は違った。 「今日、チラシ配りですよね!」 となんだか楽しそうにしていた。 その理由を聞くと 「チラシ配りが終わった後、工場の近くのラーメン屋に行くのが楽しみでして」 と言っていた。 確かにそこのラーメン屋さんはうまかった。 またいいにおいを嗅ぎながらのチラシ配りだったため究極にお腹がへる。 この状態でのラーメンはたまらないものがあった。 すべての仕事に対して心から 《楽しくてたまらない》 と思えないもの。 つまらない仕事、辛い仕事に対してはちょっとした楽しみを設定する。 ・歯医者→マンガ ・チラシ配り→ラーメン こういった工夫をすることで仕事は楽しくなるもの。 仕事を楽しんでいる人は、楽しみをつくるのが上手な人なのです。

 

今のお客様は電話番号検索してからかけ直す

会員さんとお話ししていた時のこと。 電話についてこんな話をしてくれた。 営業「最近のお客様はとにかく電話に出てくれないんですよ」 私「他の営業マンからもなかなか出てくれないと聞きますね」 営業「どのお客様は家の電話はナンバーディスプレイですし、携帯に電話かけても出ないんです」 私「確かに」 営業「今のお客様は知らない番号は出ませんし、その番号を検索してからかけ直す人が多いんです」 私「私も番号を検索するときはありますね」 つい先日のこと。 同じ番号で数回、着信があった。 すぐにかけ直そうとしたのだが、まずはネットで番号検索をした。 検索すると “この番号は○○会社で売込み電話だ” と書き込みがあった。 これを見てかけ直すのを止めた。 ほんとお客様サイドには便利な世の中になったと思う。 おそらくお客様も着信を見て検索しているのだろう。 こうなると電話でのアポイントを取るのは非常に難しくなる。 その営業マンは 《ネット時代こそアナログツールですね》 と言っていた。 またその営業マンは私がおススメしている “電話予告” を活用している。 「今週の金曜日の18時に000-0000-0000の番号でお電話させて頂きます」 と予告することで何倍も出てくれるというのだ。 つくづく 「レターを活用していなかったら完全に手詰まりでしたよ」 と言っていた。 電話に出ない世帯にそこレターで電話予告をする。 キチンと目的を伝えればお客様は電話に出てくれます。

 

発想力を高めるにはいつもと違う場所に行けばいい

ハウスメーカーのトップ営業マンとお会いした時のこと。 その営業マンは人柄がよく気持ちのいい人。 しかし見るからに 《仕事が出来そうだ》 という人ではなかった。 どちらかというと 《どうしてこの人がトップ営業マンなんだろう?》 と不思議に思う感じの人だった。 しかし、結果を出しているのには理由がある。 私は会話からそれを見つけようとしていた。 営業「先日、東北の支店に行ってきましてね」 私「視察ですか?」 営業「そうですね。他の会社を見たり、他の営業マンと出会うことが一番の勉強になりますから」 私「確かにそうですね。でもその会社にはどうやってアポを取ったのですか?」 営業「それは表彰式の時に知り合った人にアプローチしたんですよ」 私「知り合った人にですか?」 営業「はい。表彰式で知り合いになればだいたい”今度遊びに来てください”という話になりますよね」 私「まあ、そんな話が出そうですが」 営業「とにかく、そうなったらその言葉通り実行するんですよ」 この話を聞いた時に 《この人はやるなぁ》 と感心した。 私も表彰式で仲良くなった営業マンはいる。 だからと言ってその営業マンの会社まで行くことはなかった。 よく、発想力を高めるのにはいつもと違う場所に行けばいい、という人がいる。 全くその通りだ。 住宅営業であれば他県の営業所に行くことほど有益な情報を得られることはないだろう。 何かで知り合いになったら、ぜひ一度他県の会社に刺激をもらい行ってください。

 

営業力は勝手に育たない

個人コンサルティングをしていた時のこと。 その営業マンは私の通信講座も受講してくれた。 営業マンは申し訳なさそうに 「毎月CDが送られてきましたが、その日だけしか勉強しませんでしたよ」 と言っていた。 それでもその1日勉強することで営業レターや営業の知識はすいぶんと身についたという。 その営業マンがこんな話をしてくれた。 営業「子供の頃、外で犬を飼っていましてね。その犬がかなりのバカ犬だったんですよ」 私「そうですか」 営業「今は室内で小型犬を飼っていますが、いろいろな芸も出来ますし賢いんです」 私「私も飼っていたことがあるのでよく分かります」 営業「この差は犬の脳みその差ではなくて、躾けたかどうかの差なんですよ」 私「そうでしょうね」 営業「これは自分自身にも言えることで、自分も意識的に躾けないと成長しませんから」 これは説得力がある話だと感じた。 私の師匠から 「営業力は勝手に育たない」 と教えられたことがある。 どんなことでもただ単に生活していても身につかないのだ。 また自分を律するのは非常に難しい。 自分から 「今日は3時間営業の勉強をする日」 と決めて実行できる人がどれほどいるだろうか? ほとんどの人は 《勉強しなくちゃなぁ・・・》 と思いながらゲームをしたり、飲みに行ったりしてしまう。 月に一度くらいのペースで強制時に勉強する機会を設ける。 教材でもいいし、何かの集まりに参加してもいいだろう。 意識的に自分を躾ける。 こういった人だけ着実に力を付けて行くものだと感じました。

 

利益と正しさが衝突する時どちらを選ぶか?

昨日のブログで 「お客様に正直に話して清々しい気分になった」 という話をした。 もしお客様に伝えずに契約をしていたらどうだっただろうか? 契約になって一瞬は嬉しいかもしれない。 しかし、罪悪感はずっと残る。 また契約後の打合せでトラブルになったかもしれない。 “自分の利益”と”正しさ”が衝突するときがある。 その時、正しい事を選択できるかどうかでその人の将来が決まる。 私はダメ営業マンからトップになり、その気持ちよさを味わっていた。 だから 《それをまた味わいたい》 と思うのは当然のこと。 こういった事がモチベーションになりトップを続ける人もいる。 しかし、その時の私は欲がなかった。 《一度いい気分を味わったし、これ以上高望みしてもしょうがない》 と思っていた。 謙虚というより、負け犬根性が抜けなかったから・・・ というのが正直なところだろう。 そのお客様は不自由なユニット構造でも工夫して間取りを考えてくれた。 しかし、気づかないふりをしても 《軸組だったら簡単にできるんだけどな》 と私自身は気づいている。 隠し事をしている自分に我慢できなくなり 「他社の構造の方が○○さんの希望が叶います」 と伝えた。 結局、この話は無くなったとしても気分は非常によかったのだ。 その後も自分の利益と正しさがぶつかる場面に遭遇することが何度もあった。 やはりそのたびに迷ったが、結局正しさを優先させた。 私はこのスタンスは最後まで貫いた。 利益と正しさが衝突するとき歯を食いしばって正しさを選択する。 そういった人だけ成果を上げ続けるものだと私は信じています。

 

他社に決まったが清々しい気分になった商談

ダメ営業マンからトップ営業マンになった時のこと。 その時は半年で8棟の契約を上げ、一気にトップに立った。 もちろん初めての経験。 上司から称賛され、周りの営業マンから 「一体になにが起こったんだ?」 と驚きの声が上がった。 《トップというのはこんなに気持ちいいものだなんだ》 と実感する瞬間でもあった。 それからのこと。 この後も順調に契約数を伸ばしていた。 成績もトップをキープしている。 そんな時に迷う場面が登場した。 あるお客様と商談していた時のこと。 そのお客様は非常に間取りにこだわる人。 私が扱っている建物では到底対応できない。 しかし、そのお客様は 《菊原さんの会社のローンしか借りられない》 と思い込んでいた。 確かに当社のローンの方が有利な部分はある。 ただ、他の会社のローンも借り入れ可能だったのだ。 私はそれを黙っていようか? それもと打ち明けようか? 迷っていた。 お客様は勘違いしていのだから、このまま話を進めれば契約にはなる。 しかし、お客様が思っているような家づくりは難しい。 さんざん、考えたあげく私は 「多少条件は落ちますが、他の銀行でも借り入れできます」 とお伝えした。 また当社のユニット構造ではなく、軸組工法の方がマッチすることも伝えた。 結局、そのお客様は他社に決まった。 しかし心から清々しい気分になった商談でした。

 

努力している人に結果は突然現れる

個人コンサルティングをした時のこと。 その営業マンは以前から営業レターを続けていた。 しかし、これといった反応はない。 お客様のところへ訪問した時には 「あぁ、いつも手紙をくれる人ね」 とあたたかく迎えてくれるようにはなった。 ただ、具体的に商談に進まないのが悩みだった。 私は挨拶文をチェックし、数点アドバイスさせて頂いた。 それからしばらくしてのこと。 その営業マンから 「お客様から連絡があり商談がスタートしました」 と連絡があった。 電話をしてみると、興奮しながら 「反応は突然来るのですね!!」 と言っていた。 彼は営業レターを改善しながら続けた。 そして結果が訪れたのだ。 つい先日、出版について相談にのっている人から 「いきなり出版社から連絡がありましてね。今度話をしてきます」 と連絡があった。 その人は以前から何度も出版社にアプローチしていた。 それが実となり、結果につながったのだ。 結果は突然現れる。 多くの人はその直前に 《効果がないからもういいやぁ》 とやめてしまう。 それは非常にもったいないこと。 結果が出るまで改善をしながら、アプローチを続ける。 そういった人はタイムラグはあるとしても必ず結果を出すのです。

 

料理の取り方で人柄が見える

立食パーティーに参加した時のこと。 30代前半の独立志向の男性と名刺交換をした。 まだ会社員だが、1年以内に独立したいという。 「できる限り顔を売って、人脈を作りたい」 と意気込んでいた。 それからしばらくしての事。 その男性が料理をお皿に取っていた。 見るとチャーハンをほじくりエビだけを狙って皿に大量に盛っていた。 なんだか 《見てはいけないものを見てしまった・・・》 という気分になった。 また別の人だが、私の目の前でトロだけを大量に皿に盛っていた。 私も狙っていただけに 《チクショウ! 先を越されたか》 と後悔した。 料理の取り方で人柄が見える。 他人ことを考えずに1つのものを大量に持っていく人を見ると 《自分勝手な人なんだろうな》 と思ってしまう。 人のことを考えられる人は決してそんな取り方はしないのだ。 過去を思い出してみれば長期間売れている先輩は人の事を考えられる人だった。 人のための雑用を率先してやっていた。 どんなに忙しくても毎朝の掃除はキチンとする。 近くで見ていて 《さすがだなぁ》 と感心したものだった。 一方、そうでない人もいる。 ちょっと契約を取ると雑用は一切やらなくなる。 また電話などして掃除を手伝わなくなったりする。 どうしてもという時ならば仕方がない。 しかし、明らかにやる気がないのはまわりにも分かる事。 こういった人は短期間で成績がガタ落ちするのだ。 まわりが見えなくなり自分勝手な行動をしていないか? 時々、自分の行動をチェックするようにして下さい。

 

話が面白いのに敬遠される理由とは?

研修後の打ち上げでの事。 6〜7人でいい雰囲気で話をしていた。 しかし、だんだんと空気が変わってくる。 1人の男性が話をするたびに 《はぁ・・・》 と心の中でため息をつき、曇った表情をするようになった。 その男性はネガティブな事を言っているわけではない。 むしろ前向きで、ネタ的にも面白いものだった。 にもかかわらず、他の皆は話を聞こうとしなかった。 その理由は、話が長いから。 1つの話が始まるとオチまでが長い。 たまにならいいのだが、これが毎回になるとシラケていく。 “内容は悪くないのだが、とにかく話が長い” という人がいないだろうか? こういった人は自分では気が付いていない。 話に夢中になり、周りが見えていないのだ。 これは商品説明でも言えること。 《この部分は大切だからしっかり説明しなくてはならない》 と力み、延々と説明をしてしまう。 営業マンの熱が入るのに反比例して、お客様は冷めていく。 つい最近会った営業マンは私にいろいろと説明してくれた。 説明の途中で 《質問したいな》 と思ったが、その隙間がない。 永延と説明されたことで 《もういいや》 と途中で嫌になったのだ。 大切な部分はしっかり説明する。 しかし、長すぎるのはよくない事。 商談もコミュニケーション。 会話のキャッチボールをしながら進めましょう。

 

相手が回答に困るような質問をしていないか?

以前、保険業界で営業レターの研修をさせて頂いた時の事。 保険業界はアウェイが多いのだが、この会社はそうでもなかった。 《あぁ、よかった》 と安心しているところで一人の営業マンが質問してきた。 営業「質問ですが、当社はお客様に送るものを会社で審査されます」 私「はい」 営業「会社のコンプライアンスの問題をクリアするにはどうしたらよろしいですか?」 私「そっ、それはですね・・・」 この質問には回答につまった。 なんとか絞り出したが・・・ 私は十分な回答を提供できなかったことに落ち込んだ。 数日後、そのことを先輩コンサルタントに愚痴ったことがあった。 するとその人は 「あぁ、それは質問が悪いんだよ。相手が回答に困る質問をするという事は”その人にマッチした質問”ではないという事だから」 と言ってくれた。 その言葉に心底救われた気がした。 ダメ営業マン時代の事。 私はお客様に対して答えにくい質問をしていた。 「予算はいくらでしょうか?」 「建築時期は?」 「リビングは何帖がよろしいですか?」 などなど。 いきなりこういった質問を投げかけてもお客様はこたえてくれなかった。 その時は 《そのくらい教えてくれたっていいじゃないか》 と思っていた。 しかし、悪いのはお客様ではなくて私の質問。 お客様が回答につまるような質問をしたこと自体がダメな行為なのだ。 接客や商談でお客様を困られる質問をしていないだろうか? お客様が回答につまったら 《この内容の質問は今じゃなかったな》 と反省するようにしましょう。

 

結果を出している人ほどよくメモする

ある出版社の集まりに参加した時の事。 そこには有名著者も数多く参加していた。 その会は専門家による 「これからの出版界について」 というテーマで講演があった。 興味深いテーマであったが、特にメモするようなことはなかった。 そんな時の事。 フッと斜め前を見ると私よりも何倍も実績のある著者が、 “これでもか!” というほど必死にメモをしていた。 その姿を見て私もメモを取るようにした。 講演後、その著者に 「すいぶんと真剣にメモされていましたね」 というと 「私は記憶力が悪いもんで、メモしないと忘れちゃうんですよ」 と言っていた。 これを聞いて思い出したことがある。 常にいい成績を出し続けている先輩がいた。 その先輩もよくメモをしていた。 お客様からの聞いたことはもちろんの事。 会議やミーティングで出たこともしっかりメモをしていたのだ。 その時、先輩は 「俺は書かないと覚えらないタイプだから」 と言っていた。 その時の私はというと 《この程度は覚えられるから》 と言って何もしなかった。 結局、2日後にはすっかり忘れ何も実行しない。 お客様との商談に関しても、 「すみません。次回は必ず持ってきますから」 と頼まれた資料を忘れたりしていた。 こういったミスが響き、最終的に他社に負けていた。 記憶力というのは自分が思っている以上にあやふやなもの。 《このくらいは大丈夫》 といった事こそしっかりメモしましょう。

 

相手は《その事には触れないで》と思っているかもしれない

若い家族と商談していた時の事。 ご主人はイケメンで奥さんも色白で美人だった。 その夫婦には3〜4歳くらいの女の子がいた。 奥さんに似て色白。 また幼いせいか、茶色の髪の毛をしている。 それがまた可愛さを増していた。 打合せをしているときに私は思わずこういった。 私「それにしてもお子さん可愛いいですね」 奥さん「ありがとうございます」 私「髪の毛も茶色くてハーフの子みたいですね」 奥さん「そうなんです。よくそう言われます」 私はその後もことあるごとに 「ほんと、フランスの女の子みたいですね」 と褒めていた。 私自身は単純に褒めているつもりだった。 しかし、お客様は違った。 ある時ご主人からこう忠告された。 ご主人「実はうちの妻も幼少期に髪の毛が茶色でしてね」 私「そうですか。遺伝ですかね」 ご主人「妻はそれで子供の頃いじめにあいましてね。髪の色については触れないでほしいのですが」 私「すっ、すみませんでした・・・」 このお客様とはその後疎遠になり話は消滅した。 商談の進め方が悪かったかもしれないし、それとも触れてはいけない事に触れてしまったからかもしれない。 いずれにせよ、身体的な事に言及するのはもろ刃の剣なのだ。 過去にも190センチ近くあるご主人に 「背が高くで羨ましいですね」 と言って気分を害されたことがあった。 こちらが良かれと思っていった事でも相手は 《そのことには触れないでよ》 と思っているかもしれない。 身体的な事を話題にするのは難しい。 そう痛感した出来事でした。

 

最も効率の悪い時間の使い方

ある会に参加した時のこと。 その会には有名著者やテレビ出ている先生なども出席していた。 1次会は立食パーティー。 その後は著者だけで2次会も用意されていた。 私は半分ミーハーな気分で 《よっし、○○さんと直接話をしよう》 とワクワクしていた。 そんな時のこと。 となりの著者仲間がほとんどお酒を飲んでいないのに気が付いた。 私「今日はお酒が進みませんね。どうしたのですか?」 仲間「実は明日までに締切がありましてね」 私「そうですかぁ」 仲間「これから会社に戻って原稿を書かなくちゃなんですよ」 私「それは残念ですね」 そのお仲間は昨日から頑張ったが、どうしても仕事を間に合わすことができなかったという。 2次会の方がはるかに面白いのに、残念そうに帰って行った。 私はその2次会から今でも一番参考になるアドバイスを頂いた。 飲んでから夜遅くに原稿を書くのはとてつもなく効率が悪いこと。 私が提唱する時間術では最悪の使い方になる。 しかしこの仲間場合、 “頑張ったが会までに間に合わなかった” という結果になったのだからしょうがない部分もある。 一方、そうでない人もいる。 集まりの途中で 「これから1本原稿を書くんですよ」 と帰っていく人に 「午前中は何をしていましたか?」 と質問したことがある。 すると、「いやぁ〜午前中はこれと言って仕事をしていなかったですね」と答えた。 午前中にやってしまえば原稿1本など1時間もあればできること。 しかし、酒を飲んだ夜にやったらその何倍もかかってしまう。 しかも途中で帰ることでみんなから 《なんかシラケるなぁ》 と思われてしまう。 これでは何一ついい事はないのだ。 やるべきことを前もってやってから飲み会に臨む。 キチンと計画すれば”間に合わない”なんてことは絶対にない。 “どの時間帯にどの仕事をすればいいのか?” という事を常に考えて行動しましょう。

 

衝撃的な事でも時間が経てば忘れてしまう

個人コンサルをさせて頂いた時のこと。 その営業マンは5年ほど前に私の 「訪問しないで売れる営業になる本」 を手にした。 その時に 《オレは訪問が苦手だし、この方法は絶対にいい!!》 と雷を打たれたような衝撃があったという。 それからはことあるごとに 《来月からは営業レターでフォローするぞ》 と思っていた。 しかし、どんどん時間は経っていく。 その営業マンは照れくさそうに 「いつかやろうと思っているうちに、3ヵ月経ち、半年たち・・・なんてしているうちに5年も過ぎちゃいましたよ」 と言っていた。 こういった経験は誰しもあるのでは? 《これは凄いぞ!》 と思ったとしてもその時に実行しないことは極端に実行率が下がるもの。 私自身もいまだにある。 ネットでいい本を見つけた時はその場で購入する。 そこまではいい。 しかし、届いた時にその場で読む本と 《ちょっと手が空いてからゆっくり読もう》 と後回しにする本がある。 その場で読んだ本はそこから何かを学び取り、役立てることできる。 しかし、後回しにした本はしばらく間1文字も読まれないまま本棚に放置される。 そして3ヵ月も半年も経ってから 《そう言えばこの本かったなぁ》 と懐かしさと共に目にすることになる。 まだ読むだけいいが、そのまま読まない本もある・・・ どんなに衝撃的な事でも時間が経てば忘れてしまう。 《これだ!》 と思った時に必ず実行しましょう。

 

断られた時の対応で営業マンの本質が見える

先日、メールボックスに 「菊原さんのホームページからの売り上げを2倍にします」 という内容のメールが届いていた。 私は信用できる方にすべてお任せしているので、その旨を丁寧に伝えた。 しかし、その後返信は無かった。 その後、教材の素材(CD、DVD、ケースなど)を扱っている会社からアプローチがあった。 その会社にも丁寧にお断りのメールを送った。 するとすぐに 「お忙しいところご丁寧にメールを頂きましてありがとうございました」 といった内容の返信が届いた。 この会社に対しては 《次購入するときは検討しよう》 とホームページをお気に入りに入れておいた。 営業のアプローチをしておいて、断られたそのまま・・・ という人は意外なほど多い。 という私も過去はそうだった。 アポなし訪問しておいて、断られればそのまま放置。 お客様は 《絶対にあの人からは家を建てない》 と思われていただろう。 もし断られたお客様に 「突然お伺いしたのにも関わらずご丁寧に対応くださいましてありがとうございました」 と言ったハガキを送っていたらどうだっただろう? だいぶ印象は違った。 断られた時の対応で営業マンの本質が見えるもの。 お客様から断られた時、チェッと舌をならして消去するのではなくキチンと返信する。 そういった当たり前のコミュニケーションができる人になりましょう。

 

やってはいけない“メリットスリー”

先日、用事があって郵便局に行った時のこと。 札をもって数分待っていると自分の順番が来た。 窓口の人は愛想よく対応してくれた。 《以前より対応が良くなっているなぁ》 と思いながら用を済ませた。 帰ろうとしたときに若い局員さんが 「ちょっとよろしいですか?」 と声をかけてきた。 どうやらクレジットカードの勧誘らしい。 私はどんなトークをするのか興味があったので少し聞くことにした。 彼は自己紹介もせず説明に入った。 私は説明を聞きながらも 《この人は局員なのか? それとも外部の営業マンなのか?》 と疑問に思った。 クレジットカードの説明はメリットの羅列。 「年会費が無料です!」 「ポイントが○○の2倍でして」 「借入するときの金利がお安くなります」 などなど。 私にはまったく興味がない情報ばかりだった。 これは私が本や研修でお話しする “メリットスリー” のルールを犯している。 人はメリットを3つ以上続けられると、 《本当にそんないいことばかりなの?》 と疑う気持ちが出てくるのだ。 その彼は非常にさわやかで雰囲気は非常にいい。 しかし、トークの基本がなっていないため、相当な数のお客様を逃しているだろう。 以前、郵便局さんには営業レターの研修でお世話になった。 営業レターだけでなくトークの研修も必要なのではと強く感じました。

 

記憶力が悪くても名前を覚えられる方法

昨日のブログでは 「名前を記憶し呼べる人の方がいい」 という話をした。 久しぶりにお会いした人から 「あれ、菊原さんじゃないですか? 久しぶりです」 と名前で呼ばれると嬉しいもの。 《私のことを覚えてくれたんだ》 とその人に感謝の気持ちを持つ。 これは営業マンでも言えること。 トップ営業マンはお客様の名前をよく覚えているもの。 お客様の顔を見た瞬間に 「○○さん、お元気でしたか?」 と名前が出てくる。 このように言うと 《オレは記憶力が悪いからなぁ・・・》 とガッカリする人もいる。 私自身も記憶力はいい方ではない。 しかし、トップ営業マン時代はお客様の名前は比較的覚えている方だった。 その理由は何か? それは繰り返しお客様の名前を見ていたから。 私の習慣の1つとして “毎朝アンケートをパラパラとめくる” というものがあった。 もともとは 《今日は誰に営業レターを送ろうかな》 と思ってやっていたこと。 これだけでもお客様の名前をかなりインプットできる。 さらには営業レターの宛名を自筆で書いていた。 毎日お客様の名前を見て、何度も紙に書いていればどんなに記憶力が悪い人でも覚えるもの。 だから私はお客様の顔を見た時に 「○○さん、再来場ありがとうございます」 と瞬時に名前が言えた。 営業レターには名前を覚えるという効果もある。 すぐに名前を言える営業マンになる為にも営業レターを継続しましょう。

 

その男性が名前をスイスイ思い出せる理由

少し前に著者が集まるパーティーに出席した時のこと。 以前はこう行った会によく顔を出していたが、最近はご無沙汰気味。 《知り合いがいるかなぁ》 とちょっと不安になりながら参加した。 開場に入ってすぐに一人の男性が 「いやぁ〜菊原さんじゃないですか! 久しぶりです」 と声をかけてきた。 うっすら記憶があるのだが誰かは分からない。 私は失礼にならないように名前を聞いた。 お会いしたのは5年も前だという。 それにしてもすごい記憶力だと思った。 その後、その男性は人が入ってくるたびに 「○○さん、お元気ですか?」 などと名前で呼んでいた。 不思議になった私はこう質問してみた。 私「それにしてもよくお名前を覚えていますね」 男性「それは当然のことですよ」 私「その記憶力がうらやましいです」 男性「私は記憶力は悪い方ですよ」 私「ではどうして名前がスイスイ出てくるのですか?」 男性「それは参加者リストを見て予習してくるからに決まっているじゃないですか」 私「そうでしたか。それでも素晴らしい事ですよ」 その会はFBにも紹介ページがあった。 そこには参加者のリストがある。 その男性は参加者リストを見て、誰がくるのかを予習していた。 だから一瞬にして顔と名前が一致するのだ。 前の日にちょっとだけ予習する。 久しぶりに会った人に対して 「どなたでしたか?」 というより 「○○さん、久しぶりですね!」 と名前で呼ぶのでは天と地ほどの差が出る。 こういった努力する人が成功するんだなと感じた出来事でした。

 

強烈にカッコ悪い行為とは?

過去のブログや本で “ダメ営業マン時代の話” をたくさん紹介してきた。 どうしてもその時代の印象が強く、記憶に残っているから。 今日も1つその時のエピソードを紹介する。 飲み会でのこと。 いつものように愚痴と泣き言で盛り上がっていた。 私は新商品に対して 「あんなクソみたいな商品出しやがって、何考えているんだか」 と痛烈に批判していた。 その商品は値段も高く売りにくいところもあった。 私は商談で断られた恨みもあり、いつも以上にエキサイトしていたのだ。 そんな時のこと。 1人の後輩が 「でも俺たちって、新商品を売るための努力をしてますかね?」 とつぶやいた。 私は 「それは・・・」 と言ったきり、絶句した。 なんだかわからないが、自分が強烈にカッコ悪く感じた。 「文句を言う前に売るための努力をしているか?」 これは根本的な問いかけだった。 その飲み会ではサラッと話が流れたが、私にはいつもまで残る言葉だった。 その時の私はその商品を売るための努力をしていなかった。 それどころか 《この商品のことをよく知ろう》 とも思っていなかったのだ。 それからというもの愚痴りたくなった時は 《売るための努力をしているのか?》 と自分に問いかけるようになった。 努力をする前に愚痴るのはもっともカッコ悪い事だと思います。

 

頻繁にしている癖でも自分では気づかないもの

ハウスメーカーで研修をさせて頂いた時のこと。 研修担当から 「社内だけで使うので撮影させて下さい」 とお願いされた。 その後、そのDVDが家に届いた。 自分が映っているものを見るのは初めてではない。 しかし、何度見ても照れ臭いものだ。 見始めて5分もしないうちに1つの癖に気が付く。 まずは指輪をいじっているということ。 以前にも気が付いたことがあったのだが、無意識に指輪をいじる。 この癖が 《いかにも落ち着きがない》 という印象を与えてしまう。 さらには肝心なところで “ズッーズッー” と鼻をすする。 鼻水が出ているわけでもないのに鼻を鳴らしている。 これも参加者には不快感を与えているだろう。 誰でも自分では気づかない癖があるもの。 こういったことは自分でなかなか発見できないのだ。 ある女性の営業マンと話をしていた時のこと。 その女性はしきりに前髪をさわっていた。 私が 「○○さんは前髪を触る癖があるのですね」 というと、驚いた表情で 「えっ! 私、髪さわっていました?」 と言ってきた。 1分に1回しているような癖でも自分では気づかないこともある。 ビデオで録画するのでもいいし、スマホで簡単に撮影するのでもいい。 また人に 「私って何か癖あるかな?」 と聞いてみてもいい。 人に不快感を与える癖を1つでも減らすようにしましょう。

 

実際に会わなくても親近感は深められる

先月、FBで声をかけた人と飲みに行ったとのきこと。 数人で飲ませて頂いたのだが、初めて会う人もいた。 しかし、FBにメッセージやコメントを頂いていため初めて会うような感じではなかった。 初対面にも関わらず 「久しぶりですね」 と声を変えそうになったほどだ。 実際会っていなかったとしてもFBで何度も接点を持つことで親密度は深まる。 これは営業レターの時も感じたこと。 営業レターを出しているお客様から 「相談したいことがあるのですが」 と連絡が入ったことがあった。 そのお客様と約束し展示場でお会いした。 お客様は私の顔を見るなり 「いやぁ〜元気そうですね」 とフランクに声をかけてきた。 こうなると商談もスムーズに進む。 さらには話をしているとき 「笑わせないで下さいよ」 と私の方を叩いてきた。 笑わせたつもりはなかったが・・・ その瞬間にハッしたのか、お客様は照れ臭そうに 「いつも手紙を読んでいるので友達のように接しちゃいました」 と言ってくれた。 会員さんの中でも 「営業レターを出しているお客様が凄く親しそうに接してきて一瞬どうしていいか困ります」 という人がいる。 それほどまでに営業レターは効果があるのだ。 お客様と営業レターやFBなどで接点を持つ。 実際にお会いしてなくても親密度は深まるものです。

 

当たり前だという話し方は本当に出来ているのか?

ある営業マンとお会いした時のこと。 その営業マンは営業力アップのために “売れる営業マンになる為の話し方講座” という研修に参加してきたという。 そのことに関して文句を言い出した。 営業「先日、話し方の研修に参加してきましてね」 私「どうでしたか?」 営業「どうもこうもありませんよ。何しろ誰でも知っていることしか教えてくれないんですから」 私「たとえば、どういう事ですか?」 営業「はい。結局のところ教えてもらったのは”話すより積極的にヒアリングする”という事と”結論から言う”という事だけですよ」 私「それは大事なことじゃないですか?」 営業「それはそうですが、そんなことは前から知っていますし、○○の本でも読んだことがあります。それに・・・」 その営業マンは企画した会社にクレームをつけ、返金してもらったという。 人によっては研修があわないこともある。 それは仕方がないこと。 しかし、この営業マンは今現在、話している限り ”話すより積極的にヒアリングする” という事と ”結論から言う” という事が全くできていない。 私の話は一切聞かず、話しまくる。 また話がダラダラと長く最終的に何が言いたいのか全く分からなかった。 素晴らしいヒントを目の前にしながら 《あぁ、そんなことね。知っているよ》 と見向きもしない。 そういった人も少なくない。 当たり前だと思う事こそ 《本当に出来ているだろうか?》 と疑う事が必要だ。 “知っている”と”出来ている”という事は全く別物だと再確認した出来事でした。

 

トップ営業マンは単なる楽天家ではない

昨日のブログでは 「最悪のシナリオに備えて地道に準備した方がいい」 と言った話をした。 これは企業家だけでなく営業マンにも言えること。 過去の私は備えをしてこなかった。 月に1件のお客様に集中する。 というか、1件しか見つけられなかったのだが・・・ とにかくその1件にすべてをささげる。 その時は 《断られたらどうしよう》 などと考えない。 そういった不安が頭をよぎっても気づかないふりをしていた。 結果どうなるか? お客様から 「菊原さんにはいろいろやってもらったのに、すみませんね」 とあっさり断られる。 そして、見込み客も全くいない最悪の状態になるのだ。 できる営業マンはそういった事はしない。 たとえ見込み客が5人いたとしても 《このお客様から全部断られこともある》 と考え、新規も同時に開拓する。 ダメ営業マン時代にトップ営業マンからこんな話を聞いたことがあった。 トップ営業「今月はゼロになりそうで不安だよ」 私「何言っているんですか、商談もたくさんあるじゃないですか?」 トップ営業「どれも契約が確定しているわけではないし、どうなるか分からないよ」 私「先輩はもっとプラス思考だと思っていましたが、意外ですね」 トップ営業「プラス思考だけやっていけるほど現実は甘くないんだよ」 その時はその意味がまったく理解できなかった。 先輩は誰がどう見てもいい状態なのに “最悪のシナリオを想定しキッチリ準備” していたのだ。 トップ営業マンは単なる楽天家ではない。 不意打ちを食らってもすぐに立ち直れるようにしっかりと準備しているのです。

 

不意打ちで致命傷を食らうのが一番痛い

コンサルタントになって3年目くらいのこと。 私より、はるかに活躍している男性とお会いした。 その男性は私の話を聞いてこうアドバイスしてくれた。 男性「菊原さんは研修先が偏り過ぎています。もう少し分散しないとダメですね」 私「分散ですか?」 男性「ええ、仮にその会社からの仕事が無くなったらどうですか?」 私「それは困りますね」 男性「そういった最悪の事態にも備える必要があります」 当時の私は 《コンサルなどで活躍している人はネガティブのことなど考えずにガンガンやっている》 というイメージを持っていた。 また 《最悪のシナリオなど考えれば、それに引きずられてかえって失敗する》 と思っていたのだ。 しかし、現実は違った。 とことんまで最悪を考え、地道にそなえていた。 その男性はこうも言っていた。 「突然の不意打ちで致命傷を食らうのが一番痛いのですよ」 その言葉を聞いて 《確かにその通りだなぁ》 と痛感した。 その後、私は仕事を分散させた。 まず研修先を少し増やし1社に集中しないようにした。 また他のところから収入が入るようにも工夫した。 結果、その備えがあったためダメージを食わずに済んだのだ。 最悪の事態を想定して地道に備える。 そういった人だけ長く活躍できるものです。

 

数字的目標の他にもう1つ壮大な目標を持つ

ある作家の言葉に “この世には二つの悲劇がある” というものがある。 その1つは “一つは望んだものを入手できないこと” であるという。 《こうなりたい》 《これが欲しい・・・》 というものが手に入らないのは辛いことだ。 そしてもう1つは “それを手に入れること” だという。 よく燃え尽き症候群というのがあるが、欲しかったものを手にした途端モチベーションが下がることもあるのだ。 トップ営業マン時代のこと。 私は長年の夢だった “定時で帰るトップ営業マン” を現実化させた。 これは本当にうれしい事だ。 しかし、4年連続でのトップが早々に見た時 《もう十分かな・・・》 と目的を失った感じはあった。 この状態で会社に残ったとしても成績を残せていたか分からない。 もしこの時、もう1つ別の目標を持っていたらどうだっただろうか? もう少し違う考えになっていたかもしれない。 以前、保険のトップ営業マンとお会いした時のこと。 その営業マンは 「保険の契約を頂く事は社会貢献だと思っています」 と言っていた。 その営業マンは過去に保険に入らずに家族が病気になり、大変苦労したという。 “トップ営業マンになる” という目標の他に “自分と同じ経験をさせないために保険の契約を頂く” という目標を持っている。 だからこそトップ営業マンを続けられるのだ。 ただ単に 《トップ営業マンなりたいなぁ》 と思っているだけではなかなか現実化しないし、叶っても燃え尽きてしまう。 こういった数字的目標の他にもう1つ壮大な目標を持つ。 それがモチベーションを維持する方法だと思います。

 

営業レターとピグマリオン効果

数年前、営業心理学という本を出させ頂いた。 その中の一つで 「ピグマリオン効果」というものがある。 これは、本気で期待した場合、相手が無意識のうちにそれに応えるという効果のこと。 信頼している上司から 「お前は必ずトップ営業マンになる」 と信じてもらえれば 《何とかして結果を出すぞ》 と思えるも。 私自身は営業レターに対して本気で期待していた。 その理由は 《自分が家を建てる時に一番役立ったのだから、お客様も間違いなく必要だ》 と信じ込んでいたから。 今までは意味のないアポなし訪問やアポなし電話ばかり。 それに比べれば100倍効果があるもの。 《これを続ければ絶対に効果があるぞ》 と本気で期待していたのだ。 会員さんの中に 「営業レターは間違いなく効果が出ますね」 と期待して活用する人がいる。 こういった人は続くし、結果も出る。 一方、そうでない人もいる。 「営業レターがなかなか続けられなくて」 と思う営業マンもいる。 そうした人は続かないし、結果も出にくい。 どうせやるなら 《この方法は間違いなく上手く行くぞ》 と期待しながらやってみる。 その方がはるかに早く結果か出るものです。

 

”理想の自分像”に劣等感を持つ

ダメ営業マンのリーダーをしていた時のこと。 リーダーと言っても単に一番年上だったという事と飲み会の集合場所が私のうちだったから。 4〜5人集まってはバカみたいに飲んでいた。 もっぱら酒のつまみは”愚痴”と”悪口”。 そうやってみんな自分の劣等感をごまかしていた。 ある人から 「自慢話が好きな人は劣等感が強い人だ」 と聞いたことがある。 上司がよく 「俺は昔こんなにすごかったんだぞ」 という話を何度もするのは劣等感からなのだろう。 常に成績を残している先輩と話をした時のこと。 先輩は悔しそうに 「ちゃんと準備していればこんな事にはならなかった」 と反戦した商談を悔やんでいた。 また 「こんなふがいない自分にイライラするんだ」 とも言っていた。 先輩はその月、2棟の契約を上げていた。 3棟目が断られた事を非常に悔やんでいたのだ。 ダメ営業マンから見れば 《もう2棟も取っているのだからいいじゃないか》 と思う事。 しかし、高次元で営業をしている先輩にとっては心底悔しいのだろう。 ダメ営業マンと自慢する上司は”他人との比較”で劣等感を持っていた。 一方、先輩は”理想の自分像”に劣等感を持っていたのだ。 同じ劣等感ならば人との比較より理想の自分との方がいい。 そう痛感した出来事でした。