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自分に興味を持ってもらう努力をしているか?

通信講座の会員さんのこと。 その会員さんは相談メールのたびに 「最近のインスタントラーメンの進化に驚いている○○です」 というように送ってくれる。 という事もあり 《こんな感じの生活をしているのだろうな》 という事がイメージできるし、親しみをもてる人だと感じる。 その営業マンはお客様に対しても営業レター、そしてメールで “自分を伝える一行” を実行するようになった。 これをお客様だけでなくスタッフにもやっている。 それからはお客様、スタッフとの関係がぐっと近くなったという。 その営業マンはつくづく 「今まで何もせずに“なんでみんな自分に興味を持ってくれないんだ!”とイライラしていたんです。バカみたいですよね」 と言っていた。 こういった人は意外に多い。 自分から何も発信せずに 《なんで分かってくれないの!》 と怒っている人も少なくない。 《お客様に相手にされない》 《部下が思うように動いてくれない》 《スタッフとの関係が悪い》 などなど。 このような悩みをもっている人は多い。 悩む前に 《自分は関係を良くするために何かしているだろうか?》 と問いかけて欲しい。 何もせずに自分に興味を持ってもらおうと考えるのは虫のいい話です。

 

ファンを否定されても嫌いになる必要はない

少し前に知人にお会いした時のこと。 知人は雑談の中でこんな話をしだした。 知人「私はゴルフをするのも見るのも好きなのですが、○○選手は好かなくて」 私「どうしてでしょうか?」 知人「実力がないわりに人気があるでしょ」 私「確かに人気はありますね」 知人「そう言うえこひいきされている人を見ると他のプレイヤーが気の毒に思えてね」 私「はい」 知人「だから人気だけあるプレイヤーは嫌いなんです」 ここでは口に出さなかったが私はその選手のファン。 知人が言う事も多少分かるが、人気のある選手ほど辛いもの。 人気がある分注目されるから、叩かれることも多い。 その辺の選手よりよっぽどプレッシャーを受けているのだ。 知人が 「その選手は嫌い」 と言った瞬間、なんだか自分が馬鹿にされているようでムカッときた。 そして知人のことを少しだけ嫌いになったのだ。 しかし、冷静になって考えるとその選手と私は何の関係もない。 家族でも親戚でもないのだ。 また私だって嫌いなプレイヤーはいる。 人それぞれ好みがあるのだから。 そう考えなおしたことで、知人のことを嫌う必要がない事に気づいた。 誰しも好き嫌いがあるもの。 時には 《なんでこんな国民的スターを嫌うのか?》 と首をかしげたくなることあるが・・・ とにかく自分が好きな人を否定されたからと言って、その人を嫌う必要はないのだ。 ただ自分自身はむやみに 「○○さんは嫌い」 という話はしないようにしたいものです。

 

同期の出世は嫉妬ではなく喜ぶべきこと

先日、著者仲間にお会いした時のこと。 こんな話をしていた。 著者「女性起業家でAさんを知っていますか?」 私「ええ、1度どこかでお会いしたと思います」 著者「最近、本も売れて活躍しているんですよ」 私「確かによく見ますね」 著者「あのテーマは私が前から考えていたもので本当に悔しいです。それを考えると夜も眠れませんよ!」 その著者は女性起業家のことを完全に嫉妬していた。 はじめは冗談かと思った。 だって50歳のおじさんが30歳の女性に嫉妬するとは思ってもみなかったから。 しかし、話を聞けば聞くほど冗談ではなく本気で嫉妬していたのだ。 仮にその著者がまるっきり同じテーマで本を出しても受けたかどうかは分からない。 30歳の女性が書いたらこそ世間に受け入れたのだから。 研修後の懇親会でのこと。 営業所長さんと話をしながら飲んでいた。 少しだけ酔いがまわった所長さんは 「同期が設計部長になりましてね。本当に悔しいです」 と言っていた。 その後も何度も同じような話をしていた。 同期が先に出世するのは悔しい事かもしれない。 しかし、営業と設計では部署が違う。 嫉妬しても意味がない。 むしろ 《同期が偉くなったのだから融通をきかせもらえるぞ》 と喜んだ方がいい。 今までも “嫉妬をしてもいい事はない” という話を何度もしてきた。 自分と関係ある事ならまだしもほとんど関係ない事で嫉妬することほど無駄なことはない。 またそれを聞かされる方も決して気分がいいものではありません。

 

好かれるおしゃべり、嫌われるおしゃべり

おしゃべりな人がコミュニケーション能力か高いわけではない。 人の話を聞かず 「オレがオレが・・・」 というタイプは人から煙たがられ敬遠される。 気づいた時にはまわりに誰もいなくなる。 ある人と話をしていた時のこと。 その人は自分をグイグイ表現してくるタイプ。 ことあるごとに 「私はこんな事ができるんですよ」 とアピールしてきた。 それ程一緒にいたわけではないが、時間が長く感じ非常に苦痛だった。 それからしばらくしてのこと。 別の人とお会いする機会があった。 この人もおしゃべりなタイプ。 私が質問できないくらいしゃべり倒す。 しかし、それ程苦痛ではない。 聞いていて心地よかったのだ。 その理由は何だろうか? その理由は “私の話題を中心の話” をしてくれたから。 もちろん自分自身のことも話す。 しかし、それ以上に私のことについて熱く語ってくれたのだ。 これは営業に役立つこと。 自分自身、自社の商品ばかり語るのではなく、お客様について話した方がいい結果になる。 「オレがオレが」 ではなく 目の前の人について話題にして話を展開させる。 そうした人はおしゃべりでも好かれるおしゃべりなんだと思います。

 

リフォームか新築で迷っているお客様

あるお客様と接客していた時のこと。 そのお客様は定年されリフォームを考えているという。 主に 「キッチン、洗面を新しくして、通路などの段差をなくしたいんです」 という。 住宅営業としてはこういった工事は成績にならない。 私はさりげなく 「そんなに大掛かりな工事でしたら一度新築も検討した方がいいですよ」 と提案した。 また、無料だからという事で 「一度建物を見させてください」 とお願いしたのだ。 お客様は渋りながらも 「お願いできるか分かりませんよ」 と承諾してくれた。 そして2日後。 私はお客様のうちにお邪魔して敷地調査をした。 建物は軽く40年は経っている感じ。 そこらじゅう床は沈み、水まわりも古い。 感覚的に 《しめしめ、これは完璧に建替えだなぁ》 と思っていた。 私はお客様にこう提案した。 私「すべてリフォームすると新築以上に費用が掛かることもありますよ」 お客様「そうですか」 私「まずは新築で考えみませんか?」 お客様は少し考えて 「今回は止めておきます」 ときっぱり断ってきた。 私も2〜3度プッシュしたが、ダメだった。 もしこの時、一度でも 「きれいにされていますね。建替えるのはもったいないくらいですよ」 と言っていたらどうだっただろうか? お客様の反応はだいぶ違っていただろう。 はじめから自分の考えを押し付けるのではなく、相手の意見をしっかりとヒアリングすることが大切。 自分都合で話を進めるとだいだい上手く行かないものです。

 

トップとダメ営業マンの差など微差でしかない

昨日のブログで 「自分の可能性をブロックしているもの」 というお話をした。 《こんな事ができるはずがない》 という思い込みが、才能が開花するのを邪魔しているのだ。 売れている営業マンは根拠は別としてみんな 《私は売れる》 というセルフイメージを持っている。 もしくは 《○○をしていれば売れる》 と思い込んでいるのだ。 逆に売れない営業マンは 《何をやっても売れない・・・》 と思っている。 私自身がずっとそうだった。 これが一番の差になるのだ。 少し前に”自然史博物館”に行ったことがあった。 ここは好きでもう何度も行っている。 行くたびに 《地球の歴史に比べれば人類の歴史なんて最近のことだ》 と実感する。 また 《人の能力の違いなんてそんなにない》 ということもよく理解できる。 例えば身長はトップ営業マンもダメ営業マンはそれほど変わらない。 記憶力だって多少良い悪いがあっても大勢に影響はない。 記憶力や知識は今やツールを使えば何の問題もないのだ。 あなたの近くのトップ営業マンをよく見て欲しい。 身長があなたの2倍だろうか? 記憶力が3倍も優れているのだろうか? そんなことはない。 結果を出している人たちを客観的に観察し、自分にもチャンスは十分にあるという事を実感してください。

 

自分の可能性をブロックしているもの

ハウスメーカーのトップ営業マンとお会いした時のこと。 その営業マン凄い。 接客も上手ければその後もフォローもマメにしている。 営業レターも使いこなし、安定受注を長く続けている。 しかも、天才型ではない。 努力を重ね今の地位を築いてきた。 こういった人はいい指導者になるもの。 プレマネになっても結果を出している。 話を聞いてみても理論的で伝え方もうまい。 話をすればするほど 《こうした人こそ営業コンサルになった方がいい》 と思える。 私がそのような事をさりげなく伝えると、その営業マンは 「いやいや絶対無理ですよ。人前で話するのも無理ですし本も書けませんから」 と否定した。 その営業マンは自分に対して 《営業以外は出来ない》 もしくは 《本を出したり、人前で話すのは絶対に無理》 というセルフイメージを持っている。 実力があるにも関わらず、本当にもったいないと思う。 私自身はコンサルタントになるつもりはなかった。 しかし、 《コンサルタントには絶対になれない》 とは思ってなかった。 そんな時に師匠に出会い 《私にもできるかもしれない》 とセルフイメージが変わった。 自然体で接してもらったからこそそう思えたのだろう。 自分が思い描いているイメージが自分の可能性をブロックしていることもある。 《○○なんて無理だ》 という間違った、根拠の無いイメージはきれいさっぱり取り除きましょう。

 

お礼状、お礼メールさえ出せる人はほとんどいない

先日、セミナーをさせて頂いた時のこと。 そこには営業関係の人達が100人近く参加していた。 《お金を払っても営業の勉強したい》 と考えている人達という事もあり、多くの人が積極的に名刺交換をしてくれた。 50枚用意していた名刺がほとんどなくなった。 私は講演の中で 「お礼状を出す人は数パーセントしかいません」 という話をした。 また 「名刺交換したら最低でもお礼メールを送る習慣を身につけてください」 と付け加えた。 講演翌日。 参加者の一人からお礼状を頂いた。 翌日届いたという事はその場で書いてポストに投函したのだろう。 こういった習慣が身についている人は間違いなく売れている人だ。 またある人からは 「非常に勉強になりました」 と言ったお礼メールが届いた。 こういったメールもまた嬉しいものだ。 しかし、送ってくれたのはその2人だけ。 50人中、たったの2人だけだったのだ。 「お礼状を出した方がいい」 「お礼メールを送った方がいい」 そんなことは誰でも分かっていることだろう。 しかし、実行している人はわずか。 地味な作業だがこういった事を愚直に続けている人だけが結果を出すのだ。 驚くようなノウハウより、既に知っていることを確実に実行する。 そういった人だけ結果を出すものです。

 

失った信頼関係も取り戻すことができる

メルマガを永年出している知人とお会いした時のこと。 その知人がこんな話をしてくれた。 知人「以前、メルマガで商品をかなり強めに売り込みましてね」 私「教材か何かですか?」 知人「そうです。私もその教材に自信を持っていたので何度もプッシュしたんですよ」 私「そういう時ってありますね」 知人「商品はある程度売れたのですが、その後の反応が非常に悪くなってしまいまして」 私「どういう事ですか?」 知人「解除が増え、コメントも来なくなりました」 知人は良かれと思って教材のアピールをした。 いつもは2〜3回のところを10回近く告知したという。 やり過ぎは十分承知だったのだが、 《この内容に自信がある》 とやってしまったのだ。 その結果、読者が離れてしまったという。 知人は続けてこう話してくれた。 知人「それから誠心誠意の内容を愚直に続けました」 私「はい」 知人「3ヵ月たって、やっと読者が少しずつ戻ってきましたよ」 私「それは素晴らしいです」 知人は3ヵ月かけて信頼を取り戻りした。 普通の人なら 《もういいや》 と投げ出したくなるところだ。 しかし、知人は読者が戻ることを信じて続けたのだ。 営業活動では、売り込み過ぎなどでお客様に嫌われることもある。 そうしたお客様を切るのは簡単だ。 《このお客様は無理かな・・・》 と諦めるのではなく、3ヵ月、半年、1年と長いスパンで信頼を回復すると考えて欲しい。 諦めなければ信頼はきっと回復できるものです。

 

真っ先に興味があることに手をつけよ

勉強のノウハウ本を読んでいた時のこと。 その本には英語の勉強法について 「1ページ目から単語を記憶することほど愚かなことはない」 と書かれてあった。 そういえば中学生の時、1ページ目から暗記した記憶がある。 だから英語に興味をもてなったのかもしれない。 できる人はそういう愚かな方法を選ばない。 一番興味がある部分から入るという。 好きな英語の雑誌を見て分からない単語を調べたり、映画で聞いた単語を調べたりする。 だからこそ面白くなるし、集中力も高まるのだ。 営業活動はいろいろなシーンがある。 私はその中の1つである “お客様のランクアップ” をはじめに攻略した。 その時は営業レターで信頼関係をつくり、ランクアップするのが何よりも楽しかった。 だから続けられたし、工夫も出来た。 その後、接客→商談→クロージング→紹介→アフター などと研究するようになった。 営業活動はつながっている。 一番興味があるテーマ、もしくは 《とにかくこの部分を克服したい》 という部分があるはず。 まずはそこから手を付けてみる。 一番興味があるテーマこそあなたが真っ先に取り組むべき事なのだ。 最終的には全分野を網羅する必要がある。 と言っても全体に力を分散させたのではなかなか力はつかない。 《いまこの分野にもっとも興味がある》 というテーマから手を付けて欲しい。 1つ攻略できた瞬間、流れも変わりいいサイクルが回り始めます。

 

気合を入れる前にやるべきこと

メディア関係の人とお会いした時のこと。 その男性はヘビーな事をサラッというタイプ。 職場では鬱の人が多く、その人もまた鬱になったことがあるという。 話を聞きながらも 《怖い業界だなぁ〜》 と思っていた。 その男性がこんな話をしてくれた。 男性「よく鬱の人に”頑張れと言ってはダメ”と聞きませんか?」 私「聞いたことはあります」 男性「あれは本当のことで、頑張れと言われれば言われるほど自分を追い込んでしまうんですよ」 私「そうなのですね」 男性「やはり一度認められてから、はっぱをかけてもらわないと精神的にはきついです」 その男性自身が鬱を経験していることもあり非常にリアルな話しだった。 これは営業活動でも言えること。 ダメ営業マン時代には上司から 「もっと頑張れ」 「もっと訪問数を増やして結果を出せ」 などと気合を入れられたものだった。 そのたびに 《俺ってダメだなぁ・・・》 という気分になったものだった。 もしあの時 「お前なりに頑張っているのはよく分かる」 とまず認めてもらっていたらどうだっただろうか? その後に多少厳しい事を言われてもスッと受けいれられた。 またその方が何倍もやる気になっただろう。 部下を持つ人は、ぜひ気合を入れる前に一度認めてあげて下さい。

 

営業マンの元気の源は“お客様の褒め言葉”

私の知っている限り “褒められて伸びる” というタイプの人の方がはるかに多い。 娘と接していてもよくわるかのだが、褒めた時はやる気も出て自ら努力するようになるもの。 これは子供でも大人でも同じこと。 私自身も褒められた時の方が何倍もやる気が出るのだ。 営業レターを送り始めた時のこと。 あるお客様から 「こういった情報を送ってくれるのは菊原さんだけです。お客様の事をよく考えていますね」 と言われたことがあった。 こうした事で気をよくして、ますます気分よく送るようになった。 自ら努力してやることは楽しい。 またいろいろと工夫するようになり、いい結果が出るようになる。 こうしていいサイクルに入っていった。 ダメ営業マン時代はこの逆だった。 訪問をしてもお客様から感謝されない。 感謝どころが嫌がられ、煙たがられ、時には罵声を浴びせられる。 そうなればやる気はなくなる。 自ら努力などする事などない。 そして積極的に行動しなくなり、当然結果も出なくなる。 このような悪いサイクルになっていたのだ。 営業マンの一番の元気の源は “お客様に褒められること” だと思う。 お客様から褒められる行動を続けて、いいサイクルが回るように行動しましょう。

 

はたから見れば恵まれている環境にある

個人コンサルティングをしていた時のこと。 その営業マンがこんな事を言い出した。 営業「当社の建物は扱いが難しくて困っています」 私「どういう事でしょうか?」 営業「間取りについてはかなり制限がありますし、値段も同レベルのメーカーに比べれば高いんです」 私「そうですか、では間取りと標準価格について教えて頂けますか?」 営業マンは間取り集を取出し 「こんな事も出来ないんですよ」 と説明しだした。 私が扱っていた建物は鉄骨のユニット構造。 それに比べれば何倍も自由度がある。 またどの会社にもある程度の制限はあるもの。 私はそのことをハッキリと伝えた。 また価格についても他のメーカーとそれほど変わらない。 客観的に見て売りにくい要素は見当たらなかった。 話をよく聞いた上で 「他社よりもむしろ条件はいいです。自信を持って営業活動をしてください」 とアドバイスした。 その営業マンは頭のいい人。 またやる気もある。 でなければ自腹で個人コンサルを依頼してくることもない。 話をしているうちに 「売れない原因を自分以外のせいにしていました」 と自ら気づいたのだ。 多くの営業マンとお会いさせてもらうが、 《商品力が弱い割にはよく頑張っている方だ》 と言うニュアンスで話す人が多い。 中には確かにそういった建物を扱っている人もいる。 しかし、大部分の人は、はたから見れば恵まれている環境にあるのだ。 隣の芝生は青く見えるもの。 ライバルのいいところだけ見て羨ましがっても仕方がない。 実際はライバルの会社だって欠点はたくさんあるもの。 《売れないのは自分の力不足》 そう悟った時がターニングポイントになります。

 

いい時も悪い時も振る舞いに注意する

ダメ営業マン時代のこと。 期がスタートして3ヵ月連続で契約を取ったことがあった。 こういった時は悪くなることを考えもしない。 まわりの人に対して 《営業が仕事を取ってこなければあんたたちの仕事はないんだ》 という態度を取ってしまう。 こうして誰も協力してくれなくなり、どスランプに陥った。 調子のいい時の態度には気をつけなればならない。 とくに調子が上向きの時は注意が必要。 ふんぞり返って痛い目にあった人を何人も見てきた。 当たり前の事だが住宅営業は1人ではできない。 スタッフの協力あってこそなのだ。 調子のいい時同様、調子の悪い時の態度も同じことが言える。 先日の新聞で巨人の菅野投手が 「良かった時より悪かった時の態度が大切」 と語っている記事が載っていた。 ピッチング内容が悪かったからと言って物に当たったり、ふてくされた態度を取ってはならないという。 これは営業活動でも同じ事。 ・期待していたお客様から断られる ・キャンセルを食らう ・クレームに悩む などなど。 こういった時は精神的にきつい。 まわりに八つ当たりしたり、自暴自棄になりがちだ。 調子の悪い時こそ、明るく前向きに振る舞う。 闇雲に営業活動するのではなく、思い切って周りの人を助けるもいいだろう。 そうすることでいい流れを呼び込めることもある。 とにかくいい時も悪い時も態度に注意するようにしましょう。

 

アドバイスを活かす人、無駄にする人

先日、知人とお会いした時のこと。 その知人は占いで 「今年後半はトラブルや不幸な事に見舞われがちになります」 と言われたという。 決して気分がいい事ではない。 しかし知人は 「いやぁ〜そう忠告されてよかったですよ。最近ちょっとだけ調子に乗っていましたから」 とありがたそうに言っていた。 一方、そうでない人もいる。 別の知人は運勢が見えるという人から 「今後は気をつけた方がいい」 と言った忠告を受けたことに対して 「あんなこと言わなくてもいいのに。どうせ不安にさせて何か売り付ける気だったのだろう」 と腹を立てていた。 人から忠告される。 ある人は 「よくぞ言ってくれた。本当にありがたい」 と思い、またある人は 「テンションの下がることを言いやがって」 と取る人もいるのだ。 つい最近、私もちょっとネガティブな意見を頂いたことがある。 その時はちょっとだけ 《そんな事を言わなくてもいいのに》 と思ってしまった。 しかし、冷静に考えみると非常に的を射たアドバイスだった。 その言葉を胸に気を引き締めて頑張りたいと思います。

 

一度顔写真を客観的にチェックしてみる

会員さんから相談メールをもらった時のこと。 「ニュースレターを作ったので見て欲しい」 とのことだった。 さっそく見せて頂いたのだが写真も多く目を引いた。 パッと見で 《どこかに旅行に行ったことが載っているのだろう》 という感じがした。 その1つの写真の中に明らかに女性の手と思われるものが映り込んでいた。 それもその営業マンと肩を組んでいる感じ。 それを見つけた時 《お客様だけでなく奥さんにもまずいのでは・・・》 と思った。 さっそくこのことを伝え、修正してもらった。 この営業マン以外でも 《なぜこの写真を?》 と疑問に思う事がある。 どう見てもおかしいのだが、載せている本人は意外に気づかなかったりする。 意外にもこういった人は少なくない。 FBをやっている人はそういった観点でみて欲しい。 FBの顔写真では 《これはダメだろう》 というものが結構ある。 おそらく本人はあまり気にしていないのだろう。 しかし、それを見た他の人は 《センス悪いなぁ〜》 と思っているのだ。 営業レターでニュースレターでもFBでも写真は最重要な要素。 一度、客観的な視点で写真をチェックしてみてください。

 

優柔不断なお客様の上手な進め方

ある先輩のこと。 その先輩はお客様に対して1プランで勝負するタイプ。 私たち複数のプランを出す営業マンに対して 「そんな無駄な時間があったら他のお客様を探した方がいい」 とよく言っていたものだった。 その先輩が珍しく2つのプランを作っていた。 それを見た私は 「あれ2つプランを用意するなんて珍しいですね」 と声をかけた。 先輩はさも当然のように 「このお客様は優柔不断なんだよ。2つ用意して選んでもらわないと進まないんだ」 と言っていた。 この先輩は“これ”と決めたら貫くタイプ。 しかし、お客様によっては自分の考えも変える。 その柔軟性があったからこそ好成績が残せたのだ。 確かに優柔不断のお客様に対して1プランで勝負するのは得策ではない。 私にも経験があるが、 「う〜ん、いいとは思うのですが・・・」 とハッキリしない意見を言い出す。 いい線まで行くのだが、なかなか最終形にたどり着かないのだ。 この時に“捨てプラン”を用意する。 「この2つでしたらどうでしょうか?」 と2択にして選ばせる。 “自分で選んだ” という事で自己説得効果になり話が進むこともあった。 優柔不断のお客様に対しては1つ捨てプランを用意して選んでもらう。 そういう事を繰り返していけば早めに話を進めることが可能になります。

 

腹いっぱいより“おいしく感じる量”を毎日食べる

時間術の研修をしていた時のこと。 私は物事を達成する秘訣について 「無理せず一定量を毎日続けることが大切です」 というアドバイスをした。 そのことに対して一人の男性が 「乗っているときに一気にやった方が絶対にいいと思います」 と反論してきた。 その男性は今までそうして上手くやってきたという。 私はその男性にこう質問した。 私「毎日食べても飽きないくらい好きなものはありますか?」 男性「そうですねぇ、私は肉好きなのですが特にローストビーフなら毎日でも食べられます」 私「ローストビーフですか。ではそれを1キロ食べたらどうなりますか?」 男性「それはいくら好きでも1キロは無理ですよ」 私「仮に食べられたとして次の日食べたいと思いますか?」 男性「思いませんね」 私「では100グラムずつでしたらどうでしょうか?」 男性「それだったら間違いなくおいしく食べられます」 どんなに好きなものでも食べ過ぎれば嫌になる。 以前 「ケーキだったら毎日でも食べられます」 と言っていた女性がいたが、ケーキバイキングで10個以上食べた時はしばらく食べたくなったと言う。 仕事だって同じこと。 どんなに得意分野でもめいっぱいやってしまうと嫌になる。 そして翌日からやりたくなくなってしまうものなのだ。 どんなにすごい仕事でも分割することができる。 本だってそう。 本自体は200ページほどあるが、短い話が集まって出来ている。 《1冊分書くのは大変だ》 と思うからハードルが高くなってしまう。 一気に書こうとするのではなく “1日一項目ずつ書く” と決めて続けた方が楽しく書けるし、結果的に早かったりする。 大好物だからと言って腹いっぱい食べるのではなく、毎日 《おいしい》 と感じられる量を食べた方が体にもいいし、おいしく感じる。 適量を決めて毎日続けるようにしましょう。

 

お客様はその一言に心底ガッカリしている

昨日のブログでは 「わけの分からない言い訳をしない方がいい」 と言った話をした。 私の後輩は遅刻するといつも 「まったくまた事故渋滞ですよ!勘弁して欲しいです!!」 と半ギレで登場する。 何度か通用したものの、4〜5回目に 「いい加減にしろ!だったら他の道を通ってこい!」 と所長に怒られた。 という私もいろいろな言い訳をしていたものだ。 あるお客様と商談している時のこと。 お客様が図面を見て 「なんかガッカリね」 と言い出した。 要望が反映されておらず、不満に思ったのだろう。 《このままでは商談を打ち切られてしまう》 とあせった私はとっさに 「すみません、その図面を担当したスタッフは経験が浅いもので・・・」 と言い訳をした。 お客様はより声を荒らげ 「そんな担当に任せるあなたにもガッカリです!」 とバッサリ切られたのだ。 こうしてこの話は消滅した。 お客様からダメ出しを食らう。 この時はまだ次を期待していることもある。 しかし、そこで“人のせい”にしたり“言い訳”をしたりしてはならない。 営業マンからのそういった言葉を聞いてお客様は心底ガッカリするのだ。 ミスしたらスパッと謝罪をして、 「次回までにキッチリ修正させて頂きます」 と次のチャンスを頂けるようにした方がいい結果につながります。

 

苦しい言い訳は逆効果になる

先日、取材の話を頂き東京に行った時のこと。 私は時間通りに東京駅に到着し、指定の場所に向かった。 約束の時間に到着したものの先方はまだ来ていない。 電話しようとも思ったのだが、5〜10分は待つことにした。 それから15分後。 「すみません、いつもより電車のスピードが遅くて・・・」 と言いながら登場した。 その時は 「そうでしたか、それは大変でしたね」 と答えた。 しかし、よくよく考えると電車のスピードが遅くて遅刻と言うのは、おかしい。 本当だとしても少し余裕を持っていれば防げたはず。 その人に対してちょっとした不信感を覚えた。 先日の新聞に 「エコドライブで走ってきたので遅刻しました」 と遅刻の言い訳した新人がいた、という話が載っていた。 これに近い感じがしたのだ。 もしかしてそういった事があるのかもしれないが、見越して早めに出て欲しい。 基本的に遅刻はしてはならない。 それが初対面ではなおさらだ。 はじめの印象は大きいもの。 遅刻してきた人に対しては 《ちゃんと仕事をしてくれるのかな》 と不安になる。 やはり時間的に余裕を持って待ち合わせ場所に向かうべきなのだ。 また遅刻はしてはいけないが、分けの分からない言い訳はしない方がいい。 それが火に油を注ぐことになる。 遅刻した時は素直に謝ってしまいましょう。

 

信じたからそこ見えてくるものがある

研修の話を頂いた時のこと。 社長や幹部と打合せをしていた。 その中の一人が 「営業レターで結果を出るという証拠があればすぐにでも研修をするのですが」 と言った。 私は事例などを可能な限りお見せした。 このやり取りの後、少し考えることがあった。 《証拠を見たから信じるのか?》 それとも 《信じたから見えてくるものがあるのか?》 どちらなのだろうか。 私が営業レターを始めた時は証拠などどこにもなかった。 それもそのはず。 私自身が始めた事なのだから。 証拠はなくとも結果は出ると信じていた。 その当時はアポなし訪問ばかり。 さすがに 《こんな事をやっていてもいいことはないだろう》 と十分感じていた。 しかし、他の方法が分からなかったのだ。 アポなし訪問と違い、営業レターを出すことはいいこと。 《お客様が喜ぶことをしているのだから、必ず結果は出る》 と信じていた。 だからこそ、いろいろ見えてきたし工夫もしたのだ。 《心から信じたからそこ見えてくる》 と考えた方がいい結果になるものです。

 

失言、セクハラ発言は他人事ではない

居酒屋でのこと。 隣の席は営業マン風の人たちが集まって飲んでいた。 そこから聞こえてきたのは政治家の批評。 「まったくバカだななぁ、あんな発言をして」 と言った話をしていた。 政治家はたった一言の失言で辞職を迫られることもある。 非常に怖い職業だと思う。 しかし、これは他人事ではない。 会社員、起業家にとっても注意しなければならない事なのだ。 先日、著者仲間で集まった時にある人の話が話題に上った。 その人は生徒さんや集まった人に対してセクハラ的な事をしているという。 そのことに関してみんな罵倒していた。 私はその人のことを知っている。 おそらく 《酔っぱらって調子に乗っただけだろうな》 と推測がつく。 付き合いが長ければ悪気はない事は分かるのだが、一般の人には分からない。 腹を立て、ネットに書かれてしまう。 こうなると起業家としては非常に痛いダメージになるのだ。 会社員であっても不注意なひと言でスタッフから総スカンをくらう。 こういった事もある。 ある営業マンは設計の女性社員に対して結婚のことで冗談を言った後、二度と協力的になってもらえなかったという。 言った方は冗談だと思っても、受け取る側はそうではない。 深く傷ついている事もある。 失言やセクハラなど他人事。 と思っていないだろうか? 明日は我が身。 不用意な発言には十分注意しましょう。

 

成績にならない見積も素早く出す

展示場でお客様を待っていた時のこと。 一組のお客様がうちの展示場入ってきた。 こういったお客様はいい見込み客かオーナーさん。 挨拶して話をするとどうやら過去に先輩が担当したお客様のようだった。 ちょっとガッカリしながらも話を聞いた。 お客様「ちょっと床の色と壁紙を見せてもらってよろしいですか?」 私「どうぞどうぞ」 お客様「今、ダイニングスペースの模様替えをしていまして」 私「そうですか」 お客様「申し訳ないのですが、他に会社に頼んでしまいましてね」 私「そうでしたか」 話をしながらも他社に依頼した理由が気になった。 さりげなく 「どうして他の会社にお願いしたのですか?」 と聞くと、お客様は即座に 「お願いしたのですが、見積りが遅くてねぇ。じれて他にお願いしちゃいましたよ」 と言っていた。 新築の営業マンにとってリフォームはたいした評価にならない。 どうして後回しにしてしまいがちになる。 その先輩はお客様の依頼を1ヵ月以上放置したという。 《これじゃ、お客様が他に頼むのも無理ない》 と思った。 このお客様は中小企業の社長さんで顔も広い。 キチンと対応すれば関係も続いたし、紹介も出たかもしれない。 こうなってしまったらもうチャンスは無いのだ。 目先の契約だけでなくアフターフォローもキチンする。 そういった営業マンだけが生き残れるのです。

 

凡人のカリスマとして

昨日の営業マンの話の続き。 その営業マンは1ヵ月で決めろと指導するコンサルに関してこう話していた。 営業「その人はいわゆるカリスマ的な人なんです」 私「そうでしょうね」 営業「自分ができる人間だから凡人の気持ちが分からないんですね」 私「天才はそういうタイプがおおいです」 営業「話を聞いていてもまったく共感できなかったですよ」 私自身もそんな話を聞かされた経験がある。 講師、インストラクターの話はほぼ自慢話。 《いかに俺が凄かったか》 と言うエピソードしか話をしない。 また 《俺はこんなに頑張ってきたんだぞ》 という根性話も結構好き。 聞いていて吐きそうだった事もある。 その営業マンは私のことを 「菊原さんは凡人のカリスマです」 と言ってくれた。 これを知人に話した時、 「それってバカにされていませんか?」 と言われたことがあるが、私にとっては最高の褒め言葉だ。 またその営業マンは人を信用する方でないと言っていたが、 「菊原さんの話はスッと入ってきました」 と言っていた。 その理由を聞くと 「なにより7年間ダメ営業マンだったという経歴が信用できます」 と言ってくれた。 3ヵ月ではなく7年というダメ営業マンの事実が共感を得ているのだと改めて感じたのだ。 天才営業マン、すぐに売れた営業マン、いつもトップの営業マン・・・ こういった人達は “売れないし、やる気も起きない” と言った状況を知ることは出来ても、実体験として経験していないため本当の意味では理解できない。 やはりこのきつい状況にどっふりつかってそこ分かるもの。 これからも”凡人のカリスマ”としてメッセージを発信したいと思います。

 

強引に結論を迫れば悪い口コミまで広がる

研修後の打ち上げでのこと。 1人営業マンがこんな話をしてくれた。 営業「去年までは○○ホーム出身のコンサルが来ていましてね」 私「はい」 営業「その人の指導は”すべてのお客様を1ヵ月で結論を出せ”というものだったんですよ」 私「中長期のお客様もですか?」 営業「もちろんです。結論が出なかった場合は担当変更になってしまうんです」 私「それはキツイですね」 営業「ええ、それでずいぶんお客様を潰しましたよ」 短期のお客様、今すぐに決めるお客様だとすれば1ヵ月で決めるのはいいと思う。 私自身も営業レターでランクアップしたお客様は4回の商談で決めていた。 週一で商談することが多かったので約1ヵ月で結論が出たものだった。 しかし、2〜3年先で考えている人に対して “1ヵ月で決めろ” と言うのは乱暴な話しだ。 そもそも決まることなどまずない。 こういったお客様に強引に行けば 《この会社だけは絶対やめよう》 と断られるばかりか、悪い口コミも広がる。 今まではこれで上手く行ったかもしれないが、今後はかなり難しい。 お客様の事を考えず自己都合で営業活動をしている会社は近いうちに淘汰されるだろう。 今は情報化社会。 《この会社のやり方はちょっと》 と思われればすぐ書き込まれる。 実際、その会社もネットで調べると ・やり方が強引 ・営業マンがしつこい などという書き込みが出てくる。 早いうちに手を打たなければならない。 営業レターで中長期のお客様を育てる目的は契約を取ることはもちろんのこと、 会社の評判も上げることになる。 そう考えてコツコツ続けてもらえればうれしいです。

 

”つかえない”のはどっち?

あるお客様と商談していた時のこと。 その時は照明のプレゼンを提出することになっていた。 数日前に電器屋さんに依頼してあった。 それを何げなくパッとめくり説明しようとした。 私が説明する前にお客様が 「なにこの玄関灯! これじゃ料亭みたいじゃない」 と突っ込んできた。 確かに和風のいかにも料亭に玄関にありそうな雰囲気だ。 しかし、その家は完全な洋風。 この提案をされたお客様は 《ぜんぜん真剣に考えてくれてないなぁ》 と思っただろう。 それからぶっつりアポイントが途切れ、敗戦に終わった。 この時私は周りに人に 「何だよあの業者! つかえねぇなぁ」 と愚痴っていた。 でもつかえないのはどっちだろうか? 私はその会社に照明のプレゼンを依頼した。 図面は送ったものの外観は立面だけ。 よく見れば分かるが洋風かどうかは分かりにくい。 ひとこと 「洋風な外観なのでよろしくお願いします」 と付け加えればよかったのだ。 またお客様に見せる前に事前に一度もチェックしなかった。 ぶっつけ本番で初めて見て気が付いた。 これも私のミスでしかない。 依頼通りにならず、頭にくることもあるだろう。 そんな時は怒る前に 《こちらに落ち度はなかったのか?》 と考えて欲しい。 その質問ひとつで気づけることがたくさんあります。

 

数はセンスを凌駕する

いろいろな事業をしながら画家もやっているという人にお会いした時のこと。 その男性がこんな話をしてくれた。 男性「絵の才能ってなんだと思いますか?」 私「そうですねぇ、色とか形を表現する美的センスですかね」 男性「違います。そんなのはほとんど関係ないんです」 私「そうなのですか?」 男性「ええ、絵の才能はセンスではなく数多く書けるかどうかなんです」 絵というとどうしても 《あれってセンスだろう》 と思ってしまう。 実際、絵心がある人とない人では全然違う感じがする。 しかし、その男性はきっぱり 「何冊スケッチブックを書いたかで決まります」 と言っていた。 絵心がある人も過去に相当な数の絵を描いたから上手くなったのだろう。 とにかく数はセンスを凌駕するのだ。 これは営業レターでも言えること。 研修先でよく 「お役立ち情報が上手く作れないのですが」 と未完成のお役立ち情報を見せてくる。 私が 「お役立ち情報を何回作りましたか?」 と質問すると、決まって 「これだけですが」 と答えるのだ。 お役立ち情報をつくるのは比較的簡単だ。 しかし、一回でうまく作ろうとすると難しくなる。 《1回作って上手く行かなかったら、2、3回やり直してみよう》 と何度か作り直した方がいい。 私自身もレターはたくさん作ったし、いろいろと書き直した。 どんな事でも一回では難しい。 しかし、何度かチャレンジすればあっという間に上達し上手くなるのだ。 《文才がないんです》 という人も繰り返して作れば何とかなるもの。 数はセンスを凌駕すると考えて数回チャレンジしてみてください。

 

応援される人、応援されなくなる人

知人とお会いした時のこと。 少し寄ってきた知人はこう愚痴り出した。 知人「私が仲介になってAさんとB社長を会わせたことがありまして」 私「はい」 知人「いろいろ面倒はあったのですが、お互い仕事をしてもらう事になったんですよ」 私「それはよかったですね」 知人「ええ、ただAさんからはお礼メールがあっただけでそれっきりです」 私「それは寂しいですね」 知人「そうですよ。せめて飯くらいおごってくれなくちゃ」 けっこうな仕事のヘルプをしたのに何もなし。 これは寂しいものだ。 ただ、この知人は成功している人。 一回おごってもらってもたいした金額ではない。 《なんでそんなことにこだわっているのだろう》 と少しだけ不思議に思った。 その後のこと。 私はある人を出版社に紹介した。 2度ほど時間を取り、いろいろと動いたのだ。 その結果、企画も通り晴れて出版することに。 その人からは電話で丁寧なお礼を頂いた。 メールだけで済まされるよりはマシだが、 《せめて菓子折りくらい送ってもいいのに》 とセコイ事を思ってしまった。 お菓子が好きなわけではない。 やはりお礼は形として表して欲しいものなのだ。 誰かにお世話になる。 もしくは無理を聞いてもらう。 こういった時は直接お礼を言う事はもちろんのこと、必ず感謝の気持ちを形にして表す。 どんな物でもいい。 クライアントなら菓子折りでもいいし、スタッフならば100円のちょっとしたスイーツでもいい。 こういった事をするかしないかでその後応援されるか、されないかの分かれ道になります。

 

“錆びた歯のノコギリで木を切るきこり”になるな

昨日のブログで 「大きなミス、クレームは自分を見つめ直す機会」 と言う話をした。 その時の私は忙しさにかまけて、自分を改善する努力を怠った。 新刊で “錆びた歯のノコギリで木を切るきこり” の話を紹介させて頂いた。 忙しさにかまけて効率の悪いまま仕事をしてはならない。 時には自分の行動を振り返ることも必要なのだ。 私がミスしていた原因は打合せを何件もしたあとに、まとめて依頼していたから。 最後に打合せしたお客様はいいが、午前中のお客様に関しては記憶が薄くなる。 あやふやなまま進めてしまっていたことも多かった。 それでも何とかギリギリで切り抜けてきたが。 自分でも 《いつかは大きなミスをやってしまうのでは》 と心のどこかで思っていた。 またやり直しなど効率の悪さも感じていたのだ。 その後、私はやり方を変えた。 まず1日に何件もアポイントを入れないようにした。 土日だけではなく、平日も上手く活用する。 お客様よっては 「平日の方がゆっくり話せていいです」 と言ってくれる人も多かった。 さらに工夫したことがある。 打合せのその場で依頼書をつくり、お客様にも確認してもらう。 そして商談が終わったら、そく設計に依頼したのだ。 それからがミスは激減した。 それに加えかなりの時間短縮にもつながったのだ。 ミスやクレームを抱えているときは辛いもの。 そんな時は 《このミスを教訓に1つ業務を改善する》 と心に誓う。 こうしてつかんだノウハウは一生ものになります。

 

大きなミスは自分を見つめ直す機会

契約が取れ始めた時のこと。 契約数も積み上がり、会社からは評価される。 嬉しいのだが、仕事量は格段に増えていく。 はじめはよかったものの、だんだんと疲れが溜まっていった。 そんなある人のこと。 現場に行った時にお客様から 「キッチンの色が違いますよ」 と言う指摘を受けた。 慌てて会社に戻り、仕様書を確認したところ 「○月○日 キッチンカラー Aカラー→Bカラーに変更」 と手書きで書かれていた。 これを見た時に血の気が引いていくのを感じた。 要するに最後の変更を設計スタッフに伝えずオーダーしてしまったのだ。 悪い事にキッチンは工場でガッチリ設置してくる。 付いているものを壊すのも手間がかかるし、新しいキッチンを入れ直せば費用も莫大にかかる。 お客様からは 「絶対に入れ替えてください」 と言われ、会社からは 「そのままで何とか納得してもらえ」 と言われる。 間に挟まれ随分と苦しんだ。 自業自得だが。 結局、すったもんだしたあげくキッチンを入れ直した。 このような手痛いミスは “今の自分を見つめ直す機会” になる。 そもそもミスしてしまったのは、お客様の打合せが何件も重なってしまっていたから。 しかも、終わった後まとめて設計依頼していた。 時には 《あれこの話はどっちかな?》 と迷う事もあった。 いつかはこのような事件が起こることは前から目に見えていたのだ。 大きなミスは自分を見つめ直す機会。 そう考えると少しだけ前向きになれるものです。

 

悩みを”課題”として考える

ダメ営業マン時代のこと。 私は思い悩む癖があった。 もちろんクレームなどの明確な悩みもある。 クレームはきついが問題点が明確な分、やることが見えてくる。 それなりに行動できた。 しかし、それ以上に私の行動を鈍らせたのは 《あぁ、この先どうしよう・・・》 と言うような漠然とした悩みだった。 ぐずぐず悩むとテンションが下がる。 「今日も気分がのらないな」 とよくつぶやいていたものだ。 この時、漠然と悩むのではなく “この先の戦略を考えよ” と課題を与えられたと考えたらどうだっただろうか? 課題となれば、答えを見つけようする。 《まずは過去のお客様に見学会の案内を送ってみて、10件電話してみよう》 などと具体的な行動計画を立てられた。 《あぁ、どうしよう》 と言った漠然とした悩みを持つと頭は働かなくなる。 何のアイデアも浮かばずただテンションが下げるだけ。 百害あって一利なしなのだ。 もしかしたらあなたも漠然とした不安や悩みを持っているかもしれない。 そんな時は悩みではなく ”与えられた課題だ” と考えてみる。 それだけで気分は軽くなり、頭が働くようになります。