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お客様は相談相手を探しに来ている

飲み会に誘われた時のこと。 普通はその日を楽しみにする。 しかし、その日が近づくたびに 《なんか行きたくないなぁ・・・》 と感じてしまう。 その理由は “そのメンバーに苦手な人” がいるから。 仮にAさんとする。 Aさんは人柄自体はいい。 話も面白方だ。 でも一緒にいるとストレスがたまる。 その理由は “話が長く、質問するタイミングが無い” から。 1つ1つの話は面白い。 ただ聞いていて 《ここもっと詳しく聞いてみたいな》 というシーンが出てくる。 その時に質問するタイミングが無い。 話の切れ目が無いので、ただ黙って聞くしかないのだ。 これは意外にもかなりのストレスがたまる。 はじめの10分くらいはいいとしても30分も経てはイライラしだす。 これはお客様との商談でもいえること。 お客様に話をしている時 「まずは当社について簡単に説明しますね。当社は・・・(3分続く)」 と説明し、すぐに 「次ですが・・・」 と矢継ぎ早に展開させていないだろうか? はじめこそ聞いていられるが、15分もしないうちに 《この人は私たちの話を聞いてくれそうにない》 と見切られるだろう。 お客様は話を聞きに来ているのではなく “相談相手” を探しに来ている。 くれぐれもそのことを忘れないようにしましょう。

 

無理にプラスにするのではなくまずはフラットに戻す

ダメ営業マン時代のこと。 “このお客様しかいない” という時に限って断られるものだった。 こういった時の敗戦ほどこたえることはない。 場合によっては何日も落ち込むこともある。 そんな私の様子を見て先輩は 「今は気持ちがマイナス状態なんだから、お前の一番好きなことをして気持ちを盛り上げろ」 と言ってくれた。 当時の私の一番は飲むこと。 今でもそうかもしれないが・・・ 火曜日にATMから大金を引き出し、夜の街に向かったものだった。 飲んでお金を使えば楽しい。 しかし、どうだろう? 楽しみながらも 《こんなことしていていいのか・・・》 という罪悪感は拭い去れない。 さらには翌日に強烈な後悔とダメージが残る。 木曜日に出勤しても全く気持ちは盛り上がらなかった。 どマイナスの状態で “無理してプラスなこと” をしてもモチベーションは上がらない。 かえってその反動でますます落ち込む羽目になる。 マイナスの状態から一気にプラスにもって行こうとするのではなく “まずはフラットの状態” を目指す。 その方がスムーズにいくもの。 私自身、今でもよく 《あぁ、失敗したなぁ・・・》 と強烈に落ち込むことがある。 それを立ち直らせてくれるのが “ルーティン” の存在。 朝のさまざまなルーティン。 そしてこのブログもフラットな状態に戻してくれる大切な存在なのだ。 フラットな状態に戻すための儀式的なものを持っておく。 無理してプラスになろうとするより、スムーズに立ち直れます。

 

約束を守れば“いい暗示”になり破れば“悪い暗示”になる

1週間ほど前、高校時代の同窓会があった。 “出席” としてハガキを出していたが、直前になって数少ない友人が 「やっぱり行かない」 と言い出した。 こうなると迷う。 私は仕事上の知人にこうもらした。 私「今週末、同窓会があるのですが行くか迷っています」 知人「どうしてですか?」 私「友達も来ませんし、行っても誰と話せばいいか・・・」 知人「エントリーしているのですか?」 私「ええ、一応“出席”でハガキを出しています」 知人「でしたら絶対に行くべきです。こういった事でも約束は守った方がいいですよ」 これで迷いが無くなり気持ちよく出席した。 《どうしようかな》 と思いながら行くのとはずいぶん気分が違った。 知人は 「どんな約束だとしても守れば“いい暗示”になり、破れば“悪い暗示”になる」 といっていた。 この言葉を聞いて 《まさにその通りだなぁ》 と痛感した。 意識では 《あま、飲み会くらいキャンセルしてもいいだろう》 と理解できる。 しかし、潜在意識は違う。 “大切な仕事”と“ただ飲み会” を判別することはできない。 どんなことでも約束を破れば “約束を守れない奴” とインプットされるのだ。 どうしても行けない時は仕方がない。 しかし、それ以外であれば約束は守る。 その1つ1つが自信につながっていくのです。

 

契約後も“値引き要求”される理由

ダメ営業マン時代のこと。 競合のある商談も苦手としていたが、 “契約後の打合せ” も苦手にしていた。 というのも、お客様から 「こんなにするの?まけてよ」 と値引き要求されるから。 契約前ならともかく、 “契約後の値引き” は許されない。 そのたびに始末書を書いていた。 なぜ、こうなってしまったのか? まずは契約のやり方に問題がある。 「あと○○万円引きますから契約してください!」 と頭を下げてお願いする。 値引きで取った契約は契約後も 「もっと値引きしろ」 となりやすい。 さらにまずかったのは私の言い方。 お客様がオプションを選ぶ。 オプションを選んだのだから金額が上がるのは当たりまえのこと。 しかし、私は 「申し訳ありませんが、13万円ほどアップしてしまいます・・・」 と言っていた。 こんな言い方をすれば 「え〜、こんなにするの?値引きしてよ」 となるのも当たり前だ。 同じお客様だとしても 「こちらのオプションは13万円アップします。よろしいですか?」 と堂々と伝えていれば違っていただろう。 伝え方を間違えればいつまでも値引きに苦しむことになる。 伝えるべきことは自信をもって伝えましょう。

 

私が夜10、11時にアポなし訪問した理由

ハウスメーカーの営業マンから聞いた話。 そこでは過去、迷惑訪問をして警察に通報された営業マンがいたという。 普通の感覚ならば営業マンに対して 「二度と同じ過ちをしないように」 と指導するだろう。 しかし、そうではなかった。 通報された営業マンに対して 「凄い根性だ、よくやったな!」 と絶賛されたという。 その様子をみて 《完全に狂っている》 と思ったという。 こういった例は昔に比べれば減ったが、いまだに存在している。 警察に通報された営業マンの気持ちも分からないでもない。 ダメ営業マン時代の私は “夜の10時、11時” までアポなし訪問していたことがあった。 当然、お客様から 「何なの?こんな時間に!」 とドン引きされる。 時には 「こんな時間にふざけるな!」 と怒鳴り飛ばされたこともあった。 いくらおバカな私でも 《さすがに非常識だろう》 とはわかっていた。 ではどうしてこんなバカな行為をしたのか? それは上司から 「そこまでやったのか、偉いぞ」 と言われるためだった。 上司からの評価のためにお客様に迷惑をかける。 こういった営業マンが信頼されるわけがない。 ここまででなかったとしても “上司の評価の為” に行動していることがあるかもしれない。 そういったことを1つ1つ消していく。 お客様は “お客様のために行動してくれる営業マン” を信頼するのです。

 

スポーツで結果を残せなくても営業で結果を残せる

雑誌社やメディアの方から取材依頼を頂く。 これは本当にありがたいこと。 メディアにご紹介頂けることで新しい出会いが広がる。 多くのインタビュアーの方から 「菊原さんは何かスポーツをされていたのですか?」 という質問を頂く。 これには3つの意味がある。 1つは単純に雑談。 アイスブレイク的に使われるもの。 2つ目は “できる人は体を動かしている” というケースが多いということ。 活躍している人の多くはランニングやトライアスロンなどをしている。 こういった事実をヒアリングするのが目的。 3つ目は “営業マンは体育会系で強い心を持っている” と思われているということ。 3つ目が一番多く、外から営業マンを見るとそういったイメージを持つ人が多い。 この質問に対して 「運動はしましたが何の結果も出したことがありません」 と答えると、ほとんど人が 「えっ!本当ですか?」 と驚くのだ。 確かにトップ営業マンには “スポーツで活躍してきた人” というケースも多い。 根性があり、諦めずに最後までやり遂げる。 こうした強いメンタルを持っている人が結果を出すのは間違いない。 しかし、これは必須ではない。 私を含め、スポーツでは何の結果も出していない人が “トップ営業マン” になることもある。 体育家系でないから・・・ スポーツで活躍できなかったから・・・ などと思う必要はない。 逆に変に活躍して根性がある方がネックになることが多い。 と私は考える。 一握りのトップアスリートでなくとも結果を出す方法はたくさんある。 それはこのブログのバックナンバーを読んで頂ければよく分かると思います。

 

ポイントでこちらから連絡しているか?

私には秘書がいない為、スケジュール管理もしている。 講演や研修が近づいてきて 《A社の講演の場所と時間はどうだったか?》 とチェックする。 丁寧な担当者は 《そろそろチェックしようか》 と思う前に 「○月○日の講演については・・・」 と時間と場所、配布資料についてなど。 連絡をして頂ける。 こうした担当者の方には 《気が利くなぁ》 と感じる。 本当にありがたいこと。 しかし、そうでない人もいる。 直前になっても連絡をくれず、 「○日の研修の件ですが」 とメールしてやっと確認してくれる人も。 こうしたやり取りからも “この会社はやるな” もしくは “苦戦しているだろうな” というのが分かってしまう。 ダメ営業マン時代の私はお客様から連絡がきてから 「それはですね・・・」 と答えていた。 それでいいと思っていたのだ。 しかし、お客様にしてみればどうだろか? 不安にされられることで 《この営業マンは私たちのことを真剣に考えてくれない》 という印象を持つだろう。 契約後は様々なステップがある。 営業マンは分かっていてもお客様は知らないことばかり。 要所で営業マンから 「来週から基礎工事が入ります」 といった連絡を欠かさずしてほしい。 こうした細かい気遣いが大きな差につながるのです。

 

99%決めていたお客様を逃す営業マン

展示場でのこと。 夕方、一人の男性が入ってきた。 手には紙袋を下げている。 どうやら他社の資料のようだ。 ご主人一人での来店。 しかも他社の資料をたくさん持っている。 このケースは “相見積目的” の確率が高い。 挨拶をして少し話をすると 「ちょっといいですか」 と言いながら自分からダイニングテーブルに腰かけた。 そして、他社の資料を出し始めた。 お客様「正直言いますとはじめから○○ハウスで99%契約しようと思っていたのですが、やめました」 私「そうでしたか」 お客様「もともと○○ハウスのファンでしたし、兄弟もお世話になって満足しているのを知っています」 私「ではどうしてやめたのですか?」 お客様「だって、ちょっと迷ったら100万円値引きしてきたんですよ」 このお客様は○○ハウスと商談を繰り返し、最終見積りを出してもらった。 《この会社に決める》 と思っていたとしても家の契約は誰でもビビるもの。 「ちょっと考えさせてください」 と言いたくなるのも当然だ。 見積を見て悩んでいると、営業マンが 「ちょっと待ってください。上司に電話してきます」 と席を立ったという。 そして5分後 「今上司から承諾を得て100万円値引きできることになりました!」 と嬉しそうに言ってきたというのだ。 まさにハンコを押そうとした瞬間100万円安くなる。 これではお客様は疑心暗鬼になるのも同然だ。 話を聞きながら 《俺も同じような失敗をしたなぁ》 と思った。 このお客様は結局決まらなかったが、この件で “追加値引き” がいかに信頼を失うかを確信した。 99%決めていたお客様すら逃すのだから。 値引きしてお客様を逃す。 くれぐれもそんなバカなことをしないようしましょう。

 

「どうして私を選んでくれたのでしょうか?」と質問してみる

お客様との商談している時に 「どうして私を相談相手として選んで頂いたのですか?」 とよく質問していた。 この質問は効果的。 お客様はこの質問対して悪い事は言わない。 何か探して 「いやぁ〜菊原さんが一番信頼おけましたから」 などと言ってくれる。 これにより “自己説得効果” が発生するのだ。 この質問に対して多くのお客様から 「だって菊原さんしかいなかったから」 という意見を頂いた。 これは大きなヒントになった。 私は営業レターで中長期のお客様をフォローしていた。 その時は 《多少は他の営業マンも接触してくるのだろう》 と少しは思っていた。 しかし、会って実際は3ヵ月もすれば音沙汰なし。 6ヵ月、1年と接触してくる営業マンは皆無だったのだ。 ということは “営業レターをきちんと送っておけば間違いなく結果が出る” それを確信した瞬間でもあった。 今まで契約してくれたお客様。 もしくは商談中のお客様に対して 「どうして私を選んでくれたのでしょうか?」 と聞いてみて欲しい。 そこから得られるものはとてつもなく大きい。 ぜひお試しください。

 

しつこくうるさいお客様に感謝する

ダメ営業マン時代のこと。 お世辞にも 《いいお客様だなぁ》 という種類のお客様は少なかった。 しくに私を悩ませたのはしつこくうるさいお客様。 ちょっとでも気になることがあると 「菊原さん、今から現場来てください!」 と連絡が入る。 そのたびに現場に急行し説明した。 なにも無かったら無かったで 「今日は何の工事もしていませんが、どういうことですか?」 と連絡が来る。 そのたびに 《もう勘弁してくれ・・・》 と思いながら対応していたものだ。 私はこの手のお客様を苦手としていたが、先輩はそうではなかった。 連絡が来るたびに 「こういう勘違いもあるのかぁ」 と参考にしていた。 先輩はきっと他のお客様に 「こういった勘違いをされる方もいらっしゃいますので、念のためお気を付け下さい」 と説明していたのだと思う。 知人のコンサルの方もまた 「しつこく質問してくる人こそありがたい存在です」 と言っている。 自分は分かっていても他の人が理解できてないこともある。 それを気づかせてくるのが “しつこく質問してくる人” の存在。 こうしたお客様こそ感謝したいものです。

 

ルーズなのに売れる営業マンのワケ

一緒に働いていた後輩のこと。 その後輩はいわゆる “いい加減” なタイプ。 書類管理も出来ないし、借りたものも返さない。 お客様からも 「○○の件、どうなりました?」 と催促されてから、 「すみません、今から用意します」 という始末。 にもかかわらず、結構契約を取ってきた。 はじめのうちは 《人柄の良さがミスを帳消しにしてくれるのだろう》 と思っていた。 もちろんそういった部分もあったが。 しかし、そのうちに違うことに気がついた。 彼は書類関係などはルーズだが “間取りと金額” についてはきっちりやっていた。 とくにお金については細かい。 《1円たりとも間違えてたまるか》 といった感じで何度も見積をチェックしていた。 普段ルーズなん感じだが、金額になるとスタッフに対しても 「この部分違いますよ。すぐに訂正してください」 と厳しい。 だからこそお客様は信頼したのだろう。 逆に “普段は細かいが金額はルーズ” といった営業マンならどうだろうか? 印象がいい分、より不安になる。 結果を出す営業マンは “ここがポイントだ” という要をきっちりおさえている。 どこに力を注ぐかを考えて営業活動をしましょう。

 

見積はツーステップで出す

個人コンサルティングでのこと。 営業マンから 「見積りを出す時いつも緊張します」 といったお悩みを聞いた。 お客様によっては 「まあ、このくらいでしょうね」 と言ってくれる場合もある。 しかし、 「こんなにかかるの!」 と一気に驚かれてしまうことも多いという。 そのまま話が消えてしまうことも。 最後の最後でダメになるのはこたえるだろう。 私はこの営業マンに対し 「見積りは2度出してください」 とアドバイスした。 一度はヒアリングして第一回の提案書を出すとき。 この時にざっくりとした金額を伝えておく。 私の場合、一枚の用紙に最低限の項目だけ載せておく。 そして 「月々の支払ですが6万円から7万円の間くらいになると思います」 と説明していた。 このステップによりお客様は 《このくらいだったら大丈夫だろう》 と安心してくれる。 それから商談を続け、最後に明細見積りを出す。 ワンクッションおいているので 「こんなに高いの!」 と驚かれることはない。 各業界のトップ営業マンに話を聞くとやはり 「まずだいたいの金額を把握してもらいます」 と言っていた。 形式の差はあるが、ツーステップで金額を伝えている。 見積りを出すとお客様に引かれてしまう・・・ という悩みを持っている方はぜひ参考にしてください。

 

日報から“なぜ結果が出ないのか?”が見えてくる

昨日のブログでは 「最も重要な仕事をどこに配置するか?」 といった話をした。 一日のはじめに最も重要な仕事をしてしまう。 これは時間効率の上でも非常にいいこと。 さらにモチベーションについてもいい影響がある。 重要な仕事が終われば気分は上がり、 《よっし!いいスタートが切れたぞ》 と満足度も高くなる。 営業マン時代、日報を見直したことがあった。 ダメ営業マン時代の私は上司から 「オイ、日報はどうした!」 と言われてからイヤイヤ書いていてものだった。 過去を遡ってチェックしてみると、 “無駄な訪問”と”資料作り” が8割近く締めていた。 その資料作りをよくよく見返してみると “ほとんどが敗戦したお客様” ばかり。 “相見積目的のお客様” のためにかなりの時間を費やしている事実に気がついたのだ。 結果が出ない行為ばかりやっていたらどうだろう? 当然、結果は出ない。 遅くまで会社にいても “極めて生産性の低い営業マン” となっていた。 逆にトップ営業マン時代は “結果を出すための行為” に使う時間が大幅に増えていた。 ・お客様が必要としている資料を考え作成し提供する ・契約になるお客様の提案書を作成する など。 パレートの法則では 「重要な2割の仕事が8割の結果を生み出す」 と言われている。 重要な2割にフォーカスすればおのずと結果は出るもの。 日報は上司のためでなく自分のために書く。 そこには結果を出すための多くのヒントが隠されている。 一度、そういった観点でチェックしてみて下さい。

 

最も重要な仕事をどこに配置しているか?

時間術の研修ではワークで “代表的な一日” を書いてもらう。 そのスケジュールを見てもらい、 「最も重要と思われる仕事はどこに配置されていますか?」 と質問する。 多くの人は “1日の後半部分” に配置している。 その理由を聞くと 「夜の方がまとまった時間が取れます」 もしくは 「集中力を必要とするのでエンジンがかかってから」 などと言う。 もうご存知の人も多いと思うが、この配置は間違っている。 プラチナ時間(出勤までの時間) もしくは ゴールド時間(午前中) に配置したほうがいい。 時間と共に体力と集中力は下がる。 また、夜になるころには様々な情報が頭に入り混乱する。 あとにもって行けばもって行くほど効率は悪くなる。 同じ営業所で完全な深夜型の先輩がいた。 夜になればなるほどさえてくるタイプ。 先輩はまじめで仕事熱心に見えた。 しかし、その割に契約は取ってこない。 当時の私が人のことを言えた立場ではないが・・・ はじめは仕事熱心に見えたものの、そのうちに “とてつもなく効率が悪い行動” をしていることに気がついた。 先輩は頭がさえている時間帯に無駄仕事で時間を潰し、 疲れている深夜にムチをうって働いていた。 効率がいい人は重要な仕事を一番いい時間帯に配置している。 何をいつやるのか? という選択も非常に大切なのです。

 

朝一の行動がその日の運命を左右する

時間術の研修では 「朝一番の行動に注意してください」 といった話をする。 朝いちでいいスタートを切ればいい一日になる確率は高くなる。 まずは最悪な例を紹介する。 出勤時間ギリギリに起きて慌ただしく着替える。 なにも食べずに出勤。 車では缶コーヒーもしくは炭酸飲料とタバコ。 ラジオから流れてくる殺人や虐待のニュースを聞きながら会社へ到着。 こんなスタートを切ったらどうだろう? とてもじゃないが 《いい日になるぞ》 とは思えない。 これは過去の私の生活リズムだが、これを紹介すると 「私も似たような行動をしています・・・」 と言ってくる営業マンも多い。 たいていの人は朝起きた時は “ニュートラル” もしくは “ちょっとネガティブ” な状態にある。 そこへ身体的、肉体的にネガティブな事をしたらどうだろう? 間違いなくネガティブな状態になっていく。 きづけば 「はぁ〜今日も仕事ダルいなぁ」 とつぶやくハメになる。 そうではなく少しでもいいから “ポジティブに傾く” ような行動を心がける。 どんなことでもいい。 “いい水や食べ物を食べる” というのでもいいし、 “気持ちが上がる言葉や音楽を聞く” というのでもいいだろう。 朝一の行動がその日の運命を左右する。 朝は意識的にポジティブに傾く行動をしましょう。

 

用事を済ませ余裕をもって対応したほうがいい

昨日のブログでは 「時間効率のポイントは“手をつけたら結果に結びつける”」 という話をした。 少し手をつけて後回し。 その少しが積み重なれば大きな時間のロスとなる。 中途半端に手を出しやり直し。 これは時間のロスだけではない。 以前、私はこれで痛いミスをした。 講演でのこと。 控室で出番を待っていた。 出番まで5分ちょっと。 準備万端で待っていたが、フッとスマホが点滅していることに気がついた。 見ると次の研修先の方の着信だった。 《何だろう?》 と思いその場でかけ直した。 その内容はこの場では判断できない面倒なこと。 時間にも追われていた為、ちょっと雑な感じで切ってしまった。 《あぁ、電話しなければよかった・・・》 と後悔。 そのテンションを引きずったまま講演スタート。 ワークに入るまで全く調子が出なかったのだ。 さらには研修先の方にまで 《菊原さんは私たちのことを真剣に考えてくれない》 といった印象を与えてしまった。 二重でダメージを受けた。 大事なことが控えている時に電話する。 しかも時間もない。 こんな時に限って面倒なことになるもの。 用事が済んだあと、すっきりした状態で対応したほうがいい。 お客様とのアポイントの前、面倒な電話をしていないだろか? 緊急なら仕方がないが、それ以外は余裕のある状態で対応する。 その方が双方にメリットがあります。

 

手をつけたら結果に結びつける

私のうちにはさまざまの書類が届く。 研修先から届く重要な書類から、DM的な重要度が低いものまで。 以前はぱらっと見て 《これはあとでじっくり読もう》 と保留のケースに収納していた。 コピー機の上に置いていたのだが、気がつくと 《こんなに?》 と驚く速さで溜まっていく。 一度読んだもの(ちょっとだけだが)を再度読み直す。 これは効率が悪い。 最近、保留ケースを廃止した。 開封したらその場で読んで処理する。 その途端、ずいぶん効率が良くなった。 これはメールでもやっていること。 以前はメールを開封して 《これは重要な内容だからあとでじっくり考えよう》 などと思い “未読にする” をチェックしていた。 時には途中まで返信を書いてからすべて消したこともあった。 これも書類同様、一度読んだものを再度読み直すことになる。 時間が経てば経つほど面倒になる。 とてつもなく効率が悪かった。 今では開封したらすぐに返信する。 また 《今は時間がない》 という時はメールの開封を止めた。 それからはメールが溜まるといったことは無くなった。 時間効率化の最大のポイントは “手をつけたら結果に結びつける” ということ。 書類やメールに忙殺されている人はぜひ参考にしてみて下さい。

 

結果を出している会社は月に1時間“情報交換”をしている

定期的に研修させて頂いている会社でのこと。 この会社は営業レターからの契約がずいぶん増えてきた。 営業マンたちは 「営業レターを活用していなかったら、と考えると怖いです」 というくらい成績を伸ばしてきた。 また若い営業マンたちは 《営業レターを出すのは当たり前》 と教育されている。 営業活動の一部になっている。 このように習慣化していれば結果は出やすい。 しかし、そうでない会社もある。 “1日3通” と決めて継続している。 にもかかわらず、思ったほど結果は出ない。 私はその理由が分からなかった。 少し前、結果を出している会社の営業マンから 「月に一回1時間、営業レターについて情報交換しています」 という話を聞いた。 その時に 《これだ!》 と結果が出る会社とそうでない会社の差に気がついた。 定期会議の時に営業レターについての発表と “どんな工夫で上手く行っているのか?” という情報交換をしている。 といっても月に1時間だけ。 たった1時間だったとしてもこの影響力は大きい。 あなたの会社でも営業レターについて意見交換してほしい。 会社で無理なら営業所単位でもいい。 もしくは友達同士でもいいだろう。 意見交換すればまずは情報が増える。 他の人がやっていることを聞けば 《そうか、この手があったかぁ》 と気づきを得る。 また発表の場がある、というだけで 《いろいろと工夫してみよう》 と思うもの。 ぜひいろいろな人と情報交換をしてみて下さい。

 

ドタキャン、延期する人で成功する人はいない

知人と会食していた時のこと。 こんな話をしてくれた。 知人「私はせっかちでして時間にルーズな人はダメなんですよ」 私「私もそうです」 知人「今まで長年たくさんの人を見てきましたが、ドタキャンする人とアポを延期する人で成功した人を一人も見たことがありません」 私「一人もですか?」 知人「ええ、ただの一人も」 最近、ドタキャンされることは無くなったが 「○○の件ですが、少し延期して頂けますか?」 と言われることはある。 思い返してみたが、確かにこういった人で 《うまくいっているなぁ》 と思える人はいない。 知人が 「ただの一人も」 と聞いた時は 《ちょっと言い過ぎでは》 と思ったが、 実際のところ、知人の言った通りだった。 私自身も以前は迷うこともあった。 何かに参加しようと思うが、直前になって 《やっぱりやめようかなぁ》 と消極的になることもある。 そこでやめてしまった時は 《なぜ行かなかったのだろう・・・》 といつまでも後悔したものだ。 こうして行動力が鈍り、悪いサイクルに陥っていく。 逆にちょっと嫌だと思っても参加した時は 《やっぱり行動して良かった》 と思えた。 一度決めたら実行する。 これが非常に重要になってくるのだ。 くれぐれも延期したり、ましてやドタキャンなど絶対にしないようにしましょう。

 

営業レターを出す意義を理解しているか?

営業マンの方と個人コンサルティングをしていた時のこと。 その営業マンは 「一度は営業レターが習慣化したのですが気づいたらやめてしまいました」 という。 こういった人は少なくない。 しかし、この営業マンの方はその後大スランプに陥る。 その時はじめて 《なんで営業レターを続けなかったのだろう》 と後悔したという。 “お客様との関係づくり” そして “ランクアップのために出す” と営業レターを出す意義、つまり “なぜ続けなくてはならないのか?” を理解した。 それからは休まず続けられるようになったという。 習慣が続く人とそうでない人。 その違いは何だろうか? それは “なぜ続けなくてはならないのか?” を理解しているかどうかの違い。 決して、生れつきの性質や根性などではない 過去にもご紹介したが、私は “何かが続いた” という経験はない。 今から考えれば、その時の私には “続ける意義” が理解できていなかった。 だからすぐに投げ出し、途中でやめてしまったのだ。 そんな私でも営業レターは続けられた。 理由としてまず、 《訪問や電話よりよっぽどお客様のためになる》 と思ったから。 そしてもう1つはアンケートを取っただけでほったらかしにしておくと “何とも言えない変な罪悪感” が溜まっていくから。 営業レターを出すことでその2つが解決できた。 こうした意義を持っていた為に続けられた。 営業レターを出す意義を考えたことがあるだろうか? “なぜ続けなくてはならないのか?” がハッキリすれば自然に継続できるようになります。

 

定年後長生きする人、すぐに亡くなってしまう人

消防関係のお客様を担当した時のこと。 お客様はこんな話をしてくれた。 お客様「私の仕事は昼も夜もありませんし、体と精神を酷使しています」 私「それは大変ですね」 お客様「だから定年になると早く亡くなってしまうんです」 私「そっ、そうですか」 お客様「でも長生きをする人もいるんですよ」 私「どんな人ですか?」 お客様「定年しても趣味を持ち目的を持っている人は長生きをします。でも何もせず”楽しよう”と思っている人はすぐ亡くなりますね」 過酷な仕事を長く続けていれば 《定年したらゆっくりしよう》 と思うものだ。 しかし、皮肉にもそういった人は長くは生きられないという。 聞いていて切なくなったものだ。 脳と体は進化を求めている。 《きついなぁ》 と思いながらも、内心では 《格好の成長材料になるぞ》 と思っているのだ。 脳科学的には “楽して生きる” という状態は一番脳に悪いという。 アメリカでもセミリタイアした人のアルツハイマーや精神疾患率は非常に高い。 楽園のように見えるが、実際は違うのだ。 何もストレスまみれで仕事をしろと言っている訳ではない。 これではもっと体に悪いだろう。 そうではなく脳や体に適度に刺激を与える。 《これはちょっと今の自分には厳しいかも》 ということに挑戦してほしい。 時間効率を良くするのはいいが、 《いかに楽をして・・・》 などと思わない方がいい。 適度なプレッシャーを与え脳を喜ばしてあげましょう。

 

考えすぎず《その時はその時》と行動する

私は多くのジャンルの人にお会いしてきた。 結果を出す人とそうでない人の差は “行動できるかどうか” につきる。 これは本当にそうで、能力の差などほぼない。 《この人はちょっと考えが甘いな》 と思う人でさえ、実行している人は強い。 先日、それを痛感した。 私を含め3人で会食をしていた。 Aさんは行動派。 どんどん実行していくタイプ。 一方Bさんは慎重派。 知識も豊富で頭もいいのだが、若干行動力が弱い。 その二人が新規事業についてこんな会話をしていた。 Bさん「今度○○の事業を始めるそうですね」 Aさん「そうなんですよ」 Bさん「それって収支が合うのですか?」 Aさん「いやぁ〜どうですかね」 Bさん「始業計画を立てていないんですか?」 Aさん「まあ、とにかくやってみてですよ」 Bさん「その事業が上手く行くように思えませんが」 Aさん「その時はその時です」 隣で聞いていてちょっとヒヤヒヤしたが、Aさんの 「その時はその時です」 という言葉はカッコよく感じた。 Aさんは結果を出し、業績をどんどん伸ばしている。 事業主としては企画書を作り、キチンと検討したほうがいい。 しかし考えすぎれば動きは止まってしまう。 《う〜ん、こんなリスクもあるのかぁ》 と尻込みしてしまうもの。 サラリーマンの特権は失敗できること。 個人事業主であれば失敗が致命傷になることもある。 いち営業マンであれば失敗しても 「この経験を活かして次頑張ります!」 と言えばなんとかなる。 考えすぎで行動できない時は 《失敗したっていいじゃないか。その時はその時だ》 と考え、思い切って行動する。 行動した人のみ、新しい扉が開くのです。

 

トーク設計も問題点と解決策をセットにする

お役立ち情報の基本は “問題点”と”解決策” の2つに分ける。 はじめに “こんな問題がありますよ” と問題提起する。 これによってお客様は 《確かにこんな失敗もあるかもしれない、気をつけないと》 と思う。 その後、 “でもこのポイントを押さえれば大丈夫です” と明確に解決策を提供する。 これによってお客様は安心するのだ。 お役立ち情報は問題点と解決策はセットになる。 これはトークでもいえること。 接客時に 「多くのお客様がこういった失敗をします」 という営業マンがいる。 その後、 「でも、このポイントを押さえれば問題ありませんよ」 と言ってくれればいい。 お客様はこの一言に安心するだろう。 しかし営業マンの中には 「ご注意ください」 と言っただけで、具体的な解決策は教えてくれない。 これではお客様は不安になるのだ。 トークの設計として “一度不安にさせておいて安心させる” という流れはいい。 しかし、不安にさせたままほったらかしにしてはならない。 お役立ち情報と同じようにトーク設計図も “問題点と解決策” をセットとして組み立てていく。 くれぐれも不安に導いて置き去りにしないでください。

 

失敗経験を活かして脳は進化していく

以前、 「失敗はお金に変えられる」 という本を出した。 その際、多くの方に 「今までの失敗話を聞かせて下さい」 と質問した。 多くの成功者、トップ営業マンは失敗談を “あたかも楽しかった話” のように話してくれた。 失敗を糧にした人にとって失敗は貴重な経験になる。 過去のブログで 「失敗を人のせいにするのはもったいない」 という話を何度かしてきた。 その理由は失敗を人のせいにすれば脳は 《なんだ、今のは人のせいだったのか。じゃあ学ぶ必要はない》 と判断する。 せっかく貴重な学びの機会を逃してしまう。 脳は新規情報を更新しなくなるのだ。 これはもったいない。 脳もしくは潜在意識は進化する。 進化のためには “こうやったら失敗する” という経験を欠かすことは出来ない。 上手く行かなかったとき、誰しも 《アイツのせいだ》 もしくは 《会社が対応してくれないからなぁ》 などと思いたくなる。 そんな時は 《そうだ、人のせいにすると脳が新規情報を更新できなくなるんだよな》 と思うようにする。 失敗を脳へのアップデートだと思えた時、脳はどんどん進化していきます。

 

印象に残る名刺交換、もったいない名刺交換

私は様々な場所で名刺交換をする。 研修、パーティー、集まり、などなど。 営業マンから著者、ビジネスマンまで様々な名刺交換を見られる。 結構多いのは 「名刺交換よろしいですか」 といった後 「こういったものです」 と言いながら渡す人。 名刺を見てすぐに分かればいいが、見ても 《何をやっているのか、さっぱり分からない?》 という人も多い。 これはもったいない。 次に多いのは 「斉藤です」 と名前だけ言う人。 悪くはないが、これも印象に残らない。 10人に一人くらいの割合で 「斉藤一郎と申します」 とフルネームを言ってくれる人がいる。 こうした人には 《きちんとした人だなぁ》 と印象を受ける。 さらにはフルネームにUSPをプラスする人もいる。 「○○を○年やっています斉藤一郎と申します」 このように言いながら名刺交換すれば相手からは 《この人とちょっと話をしてみたいな》 と思われる。 最近は行かなくなったが、ちょっと前までよく展示場に行っていた。 その時はつくづく 《キチンと名刺を渡せる人は少ないなぁ》 と思っていた。 大手の会社で教育を受けている営業マンすら出来ていない。 お客様とお会いした初めの印象は非常に大切。 “フルネーム+USP” をしっかり伝え、 《この人なら相談にのってもらえそうだ》 と感じてもらう。 ぜひ一度名刺を渡すときの一言をよく考えてみて下さい。

 

できる人が”1冊1ヵ月”かけて読む理由

尊敬している知人とお会いした時のこと。 知人は手帳と共に1つの本を取り出した。 その本について 「いやぁ〜この本はほんとに読みにくいんですよ」 と言っていた。 小難しいマーケティングの本だという。 話を聞くと 「もう1ヵ月近くも読んでいます」 と言っていた。 これには驚いた。 私のイメージだとできる人は “サラッと1冊1日で読んでしまう” というイメージがある。 しかし、知人は1冊1ヵ月もかけているという。 知人は本の読み方についてこう話してくれた。 知人「どうでもいい本は30分で読んでしまいます」 私「30分は早いですね」 知人「読み流して、興味を持ったところだけ読むだけですから」 私「重要な本はじっくり読むのですか?」 知人「ええ、一字一句逃さないように読みますし、1ページを何度も読み返すこともあます」 本によって読み方を変える。 メリハリが重要だという。 確かにじっくり読む本とそうでない本がある。 また知人は 「一つヒントを見つけたらそこで読むのをやめて実行します」 と言っていた。 これは私も同じ。 “これだ!” という言葉を見つけたらそこで読むのをやめる。 すぐに実行にかかる。 時にはラインを引いておいて、あとで実行するときもあるが。 速読が出来たとしても重要な本は遅読でいい。 内容や目的によってスピードを変えることも重要です。

 

目指すゴールによって将来の自分が決まる

私はいろいろなタイプの営業マンを見てきた。 はじめは “天然系タイプ” のトップ営業マン。 天性の人懐こさからお客様の懐へ飛び込む。 近くで見れば見るほど 《とても真似できない》 と痛感した。 その後、全国レベルのトップ営業マンとお会いした。 この人はあこがれの営業マンの一人だった。 しかし、実際会ってみるとイメージとは違った。 その営業マンは旅行先のバスでずっと電話していた。 ハズの休憩時に手帳に何か書きこんでいるところ見たが “手帳が真っ黒になる” くらいぎっしりスケジュールが詰まっていた。 どう見ても 《旅行なんて来ている場合ではない》 という感じだった。 その営業マンの理論は 「とにかく限界までアポを入れて働きまくる」 ということ。 正論だが 《こうなりたい》 とは微塵も思わなかった。 独立してから異次元の営業マンと出会うようになった。 その営業マンの多くは 《いつ仕事をしているの?》 と思うほど時間に余裕があるように見える。 旅行にもよく行くしゴルフもしょっちゅうしている。 ただし “おさえるところ” はしっかり抑えている。 話を聞けば聞くほど 《メリハリがきいていて理想的な営業マンだ》 と思う。 どんな営業マンになりたいだろうか? 目指すゴールによって将来の自分が決まります。

 

“営業のプロ”になるか? それとも“愚痴のプロ”になるか?

少し前に “ダメ営業マン時代の仲間” と飲みにいった事があった。 私がそのリーダーだった。 その時から10年以上経っている。 はじめは懐かしい話をしていたが、徐々に愚痴大会に。 これは昔と変わらない。 そこで気がついたのは 《10年前より愚痴のレベルが上がっている》 ということ。 決してほめられたことではないが。 人は経験を積めばスキルが上がっていく。 これは愚痴も同じ。 より切れ味のいい悪口と泣きごとを言っていた。 分からない仕事は先輩に相談したほうがいい。 しかし注意点がある。 その先輩は何のプロだろうか? “愚痴、泣き言” のプロに相談すればネガティブな意見しかもらえない。 逆効果になる。 そうではなく “営業のプロ” に相談したらどうだろう? 的確な意見を頂ける。 相談相手を選びで結果は全く違ってくるのだ。 どんな人でも10年、20年とキャリアを積めば “その世界のプロ” になっていく。 あなたはどんなプロになりたいだろうか? ネガティブなプロではなく営業のプロを目指しましょう。

 

《この判断をして本当に後悔しないか?》と問いかける

昨日のブログでは 「トップ営業マンの扉が開いた瞬間」 という話をした。 お客様のことを思い 「今回は他社の方がいいですよ」 と言えるようになった瞬間、別の世界が待っている。 そのころから私は “この判断は本当にお客様の為、私のためになるのだろか?” という視点を持つようになった。 これは今でも忘れないようにしている。 仕事のご依頼を頂くのは本当ありがたい。 ただ、すべて受けるのではなく 《この仕事は本当に相手の為、自分のためになるのか?》 と一度考えるようにしている。 といっても何度も失敗したことがある。 大手からの研修依頼を頂いた。 しかも好条件で。 この時は内容もはっきりわからないうちに 「もちろん、やらせて頂きます」 と快諾した。 しかし、その研修は私が思っているのとは違った。 表現は悪いが “ブラック起業の手助け” をしているようだった。 私は約束の研修だけして、二度と手を出すことは無かった。 一部の仕事だけだったものの、その後も 《なんであんな仕事をしてしまったのだろう・・・》 とずいぶん長い間後悔したものだった。 住宅営業の場合、判断ミスをすれば半年、1年と苦しむことになる。 営業マンまだいいとして、お客様はどうだろうか? 一生後悔することになってしまうのだ。 今ではなく 《この判断をして5年後、10年後本当に後悔しないか?》 と自分に問いかけるようにしましょう。 自省の念を込めて。