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今までの経験が仇となったお客様

お客様を観察しヒアリングすることで 《このお客様はこんなタイプだろうな》 とある程度予測できる。 これは経験を積めば積むほど、出来るようになる。 これはいいことなのだが、時として “経験が仇となる” といった場合もある。 20代の若いお客様と商談していた時のこと。 年収は高くないが、自己資金をしっかり貯めている。 堅実なタイプのお客様だった。 一度、アパートにお邪魔したことがあるが、物は少ない。 一目で 《ミニマリストで余計なものを必要としない》 と理解した。 こういったお客様の場合、余分なオプションは嫌がる。 また、会社経由ではなく “自分手配でコストダウンする” といった方法を好むもの。 私は今までの経験を活かして “ローコストで必要最低限” の提案をし続けた。 商談的には上手く進み 《これは決まったな》 と思っていた。 しかし結果は敗戦。 その理由を聞くと 「これじゃ今まで我慢していた生活と変わらない」 と言う。 現実的過ぎて夢が無いというのだ。 私は勝手に “コストダウンすることが喜びのお客様” と決めつけてしまった。 経験が仇となって一つ商談を潰したのだ。 経験を活かすことは大切。 ただし、自分の色眼鏡で見過ぎると痛い目にあいます。

 

どういう結果になったとしても”その後何を言うか”が重要

少し前のブログで 「部下や後輩の成長を自分のことように喜べる凄い人」 という話をした。 自分の成績には興味を持つが、他の人には興味を示さない。 こういった営業マンが多い中、 《本当に素晴らしい》 とつくづく思う。 この方がもう1つ言っていたことがある。 それは “見込みのある部下の見分け方” という話。 この方も誰でも構わず育てるわけではない。 《ヤツは見込みがある》 といった営業マンはとくに力を入れるという。 その話を聞いた時は 《やはりある程度センスがある人間を選んでいるのかな?》 という感じがした。 しかし、実際は違った。 その選別方法は “結果が出たあと、なんて言うか” だという。 どういう結果になったとしてもその後何を言うかが重要なのだ。 契約になって “俺の力だ” 的なことを言う人はダメ。 また断られて 「あの客はダメですね」 と人のせいにする人はもっとダメだという。 そうではなく 「今回の敗因は私にあります。今後○○を改善します」 という営業マンは必ず伸びる。 確かにその通りだと思った。 結果が出た後何を思うか? 一度ぜひセルフチェックしてみてください。

 

本を読んだ後ではなく読む前に感想文を書く

小学生の時、よく “読書感想文” を書かされたものだ。 当時は書くこと自体、得意ではなかった。 そもそも理系脳だし、そういったことを避けてきた傾向にある。 感想文は毎年同じ本にしてごまかしてきた。 ごく最近まで 《読書感想文は読んだ後に書くものだ》 と思っていた。 少し前に知人から 「感想文は読む前に書くもの」 と教えられた。 その時は 《読む前に感想なんて書けないだろう》 と思ったものだ。 しかし、実際やってみると効果はかなり感じる。 “ここを読みたい” という部分が明確になる。 今までの何倍も得られるものが増えるのだ。 これは研修で取り入れている。 “今日学びたいこと” を書き出す、もしくは口にしてもらう。 そうすることで吸収率は高まるのだ。 本を読む前に感想文を書く。 ぜひお試しください。

 

トップ営業マンは新規客以上に契約客を大切にする

生保の方とお会いした時のこと。 その方は前から営業レターを活用して契約を取っていた。 しかし、最近は他社もやり始めているという。 私としては各業界で営業レター実行する方が増えて嬉しい。 ただ、その方としては 「新規へのレターの反応は少し落ちている」 という。 そこで、作戦変更。 今までは “新規8割、保全2割” といった割合で営業レターを送っていた。 保全というのは “既に契約頂いているお客様のフォロー” のこと。 この割合を “新規2割、保全8割” と逆の感じにした。 それからは新規の契約が減った以上にリピートが増える。 紹介も増え 「逆に成績が上がったんですよ」 と言っていた。 住宅営業の場合リピートは難しいが、紹介の可能性はある。 仮に紹介が出なかったとしてもクレームは激減するだろう。 それだけでもメリットは十分ある。 契約客を大切にする。 これはトップ営業マンの特徴である。 新規のお客様以上にご契約頂いたお客様をしっかりフォローしましょう。

 

素直に質問する人、知ったかぶりでスルーする人

ある集まりでのこと。 お酒の席でAさんが 「寺山修司の言葉がいいんでよ」 という話をしだした。 私は文芸には強くはない。 というか全く知らない。 「そっ、そうですね」 と知っている感じの受け答えでスルーしようとした。 その一方、Bさんは素直に 「どんな感じの文章なんですか?」 と質問していた。 しばらく話を聞いた後、 「ちょっとすみません」 と断ってからスマホで寺山修司の本を購入していた。 “知ったかぶりでスルーしようといていた私” と “質問してその場で購入したBさん” では雲泥の差になる。 ここは私も真似してみようと1冊その場で購入した。 後日届いて 《あれ、何でこんな本を買ったのかな?》 と疑問に思った。 まだ読んではないが、こういった行動は大切。 知らないことに対して知ったかぶりでスルーする。 これでは何の成長も無い。 知らないことは素直に質問する。 その場で行動すればさらにいい。 これからはこのように行動したいと思います。

 

お客様の”隠れニーズ”をつかむ

あるお客様と商談をしていた時のこと。 このお客様は反応が少ないタイプ。 何を話しても 「はい」 とボソッと答える程度。 質問しても 「来年の3月までには」 だとか 「○○がいいです」 と必要最小限しか言わない。 商談しながらも 《手ごたえが無いなぁ》 と思っていた。 このお客様は若くてまじめなタイプだった。 そんな時、たまたま話の流れで 「○歳で自分の家を持つ人は少ないんですよ」 といった話をした。 するとお客様が珍しく反応。 照れくさそうにニコッと笑ったのだ。 私はここが “お客様の隠れニーズ” だと判断した。 “一番に建てる” というのも立派なニーズになる。 そこで私は、話の節々で 「同期で一番じゃないんですか」 といった話をはさんでいった。 その効果もあり、無事に契約して頂いた。 お客様の隠れニーズをつかむ。 そしてその話を多めにはさんでいく。 反応が薄い方でもかなり効果があります。

 

信念をもって自分の道を進んでいるか?

私は住宅営業として11年間お世話になった。 7年間はダメだったが、その後は結果を出せた。 営業の世界に踏み込んで本当良かったと思っている。 会社を辞める際、非常にありがたいものを頂いた。 それは “みんなからの一言メッセージ” が書いている寄せ書き。 独立して間もない時、常に不安で仕方がなかった。 その際、その寄せ書きを見て 《よし、がんばろう!》 と何度も勇気づけられたものだ。 そのメッセージの中に “信念をもって自分の道を進んでほしい” という言葉を頂いた。 これは常に意識している言葉。 迷った時、不安になった時 《信念をもって自分の道を進んでいるか?》 と問いかけるようにしている。 信じた道であれば、たとえうまく行かなくてもいい。 失敗したとしても 《あぁ、あの準備が甘かったな》 と次への参考材料になる。 どんな結果だとしても納得できる。 営業においてどんな結果になったとしても 《これで良かったんだ》 と思える行動をとる。 これを続けていれば、必ず道は開けるものです。

 

“何をどうお願いしていいのか?”分からない人が多い

私のまわりには個人事業主が多い。 営業マン時代からの友人もいれば、独立してから知り合った方もいる。 それぞれみんなガンバっている。 起業家の辛いところは “仕事が無い” ということ。 私であれば、研修依頼、原稿依頼など。 一切声がかからなければ、かなり悲しい。 《もう必要とされなくなったのか》 と落ち込んでしまう。 私はチャンスがあれば “研修メニュー” もしくは “定期研修の資料” などを送ったりする。 売込みの意味というわけではなく、 “私が何が出来るのか” を伝えたいから。 工務店の社長さんに 「機会がありましたらぜひお願いします」 と伝えても、何をどうお願いしていいか分からない。 そのためにも具体的に示す必要がある。 ここまでの話で 《そんなのは当たり前だ》 と思うかもしれない。 しかし、多くの人は “何をどうお願いしていいのか?” まったく分からないのだ。 これはもちろん営業活動でも同じこと。 お客様にできることを明確に伝える。 それだけで声がかかる確率は格段に上がります。

 

想像ではなく実際にニーズをヒアリングする

少し前のこと。 友人が娘のお土産として “こんにゃくゼリーの詰め合わせ” を持ってきてくれた。 通常はお土産と言うと、クッキーやケーキなどの “スイーツ系” を想像する。 しかし知人はこんにゃくゼリー。 その理由を聞いてみると 「女の子は小学生の高学年になるとカロリーを気にするようになるから」 と言っていた。 しかも、その知人の子供は男2人。 女の子のニーズは分からないはず。 そのニーズを知るために、わざわざ親戚の子に聞いたという。 その気遣いを聞いて 《さすがだなぁ》 と感心した。 トップ営業マンは 《お客様はこれが好きだろう》 などと想像で行動しない。 自分の想像ではニーズがズレることも多い。 想像ではなく実際に 「どういった情報が必要でしょうか?」 とヒアリングし続ける。 だからこそニーズにマッチしたものを提供できるのだ。 相手のニーズに合わせるために日ごろから聞き取りをする。 そういった行動が少しずつ営業力をアップさせます。

 

グッと成長する人、相変わらず嫌な人

10年ぶりくらいに知人に会った時のこと。 その知人は “ちょっと嫌味なことを言う” といった感じの人。 ただ、あれから10年以上経っているし 《あの頃よりいい人になっているのでは》 と少し期待していた。 しかし、話をしてみるとやはり嫌味を言ってくる。 むしろ10年前よりヒドイ。 まったく成長などしていなかったのだ。 もしかしたらあなたの友達でも 《昔から変わらず嫌な奴だなぁ》 という人がいるかもしれない。 こういった人がいたと思うと、1年2年で 《ずいぶん成長したなぁ》 と感じる人もいる。 以前は人前でオドオドしながら話をしていたが、今は “はっきり、堂々と話す” ようになった人がいる。 別人と見違えるほど。 このようにグッと成長する人もいる。 変わらず嫌な人は、私に “目的を持たなければ成長は無い” という教訓を身を持って教えてくれている。 このメッセージは大切にしなければならない。 3年前、5年前を思い出し 《自分は成長しているのだろうか?》 と振り返ってみる。 少しずつでもいいので私も成長するよう努力します。

 

整理整頓が得意な人から教えてもらった丸秘テクニック

整理整頓が上手な人と話をした時のこと。 整理整頓ができる人は基本的に “ミニマリスト” であって、持ち物が少ない。 逆に部屋が散らかってしまう人は物が多い。 そういった人は 「分かっていても捨てられないんです」 と言うケースが多い。 整理整頓が得意なその人が 「大きい袋を持って部屋を歩くといい」 と教えてくれた。 これはかなり効果的だという。 さっそく家でやってみた。 大きい袋を持って歩くと 《スカスカなままゴミ袋を縛るのはもったいない》 と思うようになる。 自然と捨てるものを探すようになるもの。 結果的に部屋はスッキリした。 これは営業ノートでも言える。 営業ノートは毎日1ページ使う。 仕事が無い日は空白のスペースが多くなる。 それを見ると 《何か書かないともったいないな》 と思うようになる。 こうして何か仕事を書く。 それが1つ増え、2つ増えれば行動量はどんどん増えていく。 この積み重ねで無駄な時間が減っていくのだ。 《もったいないな》 と思う気持ちをぜひ活用してみてください。

 

自分基準ではなくお客様基準で話をする

研修先でのこと。 懇親会で別の講師の話になった。 その講師の方は結果を出しており、凄い人。 私もその方の本を読んだことがある。 その方が研修で 「最低でも人の3倍やれ」 といった話や 「誰でもできることを誰もできないレベルまで行動しろ」 といった話をしたという。 今では 《この話はよく分かるなぁ》 と感じる。 しかし、過去の私がこの話を聞いたらどうだろう? 《オイオイ、何を言い出すんだ。3倍なんて無理だよ》 と間違いなくドン引きする。 普通の人はそんなにモチベーションが高くない。 いきなり3倍と言われてもピンとこないのだ。 この講師の方は本当に3倍行動して結果を出しのだろう。 それを良かれと思って伝えている。 しかし、これは言い方を変えなくてはならない。 万人が受け入れられるように工夫する必要がある。 私もこれは注意をしている。 営業レターを毎日出す。 毎日早起きする。 などなど。 今ですら習慣化したが、それまでは大変だった。 まだ習慣化していない方の目線で話すようにしている。 これは商談でも同じ。 商品ついて自分基準ではなくお客様基準で話をする。 そうすることで勘違いされることも無くなります。

 

言葉を変えるだけで疲れの残り方が違ってくる

友人と会った時のこと。 彼はいい人だが無駄な動きが多い。 常に 「いやぁ〜疲れるよ」 と言っているタイプ。 口癖というのは怖いもので本当にいつも疲れていた。 そんな彼だが、 「最近、いい方法を覚えてね」 と意味ありげに言っていた。 詳しく話を聞くと “疲れた”というかわりに“軽くなった” というようにしているという。 それだけで全然疲れ方が違うというのだ。 実際、非常に元気そうだった。 この話を聞いて 《言葉の力は凄い》 とあらためて実感した。 私も研修が続いたりすると 「あぁ、疲れたぁ」 とつぶやいてしまう。 これでは疲れが増すし、翌日にも疲れが残ってしまう。 そうではなく 「あぁ、よくやった」 もしくは 「意外に体が軽いぞ」 と言ったらどうだろう? 間違いなく、こちらの方が疲れが残らない。 言葉の力は偉大。 なにげない発言に注意したいと思います。

 

いい情報を知って実行するか、放置するか

営業マン時代のこと。 会社の会議のあとに “メーカー説明会” というものをやる時があった。 主に新商品や改善点などの説明。 その他にもメンテナンスなどの情報もあった。 どの話もあまり面白くないのだが。 あるメーカー説明会では “お風呂の換気扇のメンテナンス法” についての話があった。 トイレやキッチンの換気扇は気にする。 しかし、お風呂の換気扇はノーマークの人が多い。 メンテの重要性や方法についてレクチャーがあった。 その時は 《今日の話は面白い。めずらしく役立つ情報だな》 と思ったのだ。 これは私以外の仲間もそう思っていた。 そして翌日。 トップ営業マンの先輩が 「さっそく家の換気扇を掃除してみたけど、スッキリしたよ」 と言っていた。 話を聞いてすぐに実行したと。 話を聞いて掃除をやりたくてうずうずしていたという。 私も含め、他の人は誰ひとりやっていない。 知った情報を放置したのだ。 この事実1つでも 《これが違いなんだな》 と痛感した。 営業ノウハウに限らず 《これはいいぞ!》 と思ったことはその日のうちに実行する。 そういった行動をとる人が結果を出すものです。

 

成功者の趣味だけ真似しても結果は出ない

若い営業マンと話をしていた時のこと。 彼は最近、ジム通いをしている。 その理由として 「できる人はみんな筋トレをしていますから」 と言っていた。 体を鍛えるのはいいこと。 “鍛えたことで自信がつき売れるようになる” といったこともあるだろう。 しかし、 “筋トレする”→“売れる営業マン” という図式はちょっと違う気がした。 私の知人で凄くカッコイイ体の方がいる。 その方から話を聞いたことがある。 筋トレしたから結果が出たわけではなく、 “結果が出た” から筋トレをはじめたのだ。 成功者の対談や話をしているといろいろな話が出てくる。 例えば、 「私は釣りが趣味でして」 といった話が出たとする。 それを聞いて、単純に 《釣りをすれば結果が出るんだな》 などと思ってはいけない。 よくよく聞けば、結果が出てから趣味をはじめている。 やはり結果が出るまでは “仕事に最大集中” しているものなのだ。 趣味だけ真似しても結果は出ない。 結果を出す人はやるべきことをしっかりやっているものです。

 

部下や後輩の成長を自分のことように喜べる凄い人

生命保険業界には 《この人の営業力は本当に凄い》 という方がいる。 桁外れに稼いでいる人も。 営業のオールスターのような会社もある。 その中でもAさんはズバ抜けている。 年収ならばもっと凄い人はいるかもしれない。 しかしAさんが凄いのは器の大きさ。 この会社にはAさんの部下やAさんを慕っている人がいる。 その営業マン達に営業ノウハウを指導。 もちろん無料で。 ある時Aさんは、私に 「私より売る営業マンが10人以上もいるんですよ」 と自慢げに言ってきた。 それも嬉しそうに。 トップ営業マンであればあるほど自己顕示欲が強い。 たいていは 「オレが一番すごい」 といった言い方をする。 しかし、Aさんは部下や弟子が育つことに喜びを感じている。 もちろん本人も稼いでいるが。 教えているからこそ、さらに能力が上がっていることもある。 それ以上にAさんの器の大きさに感銘する。 自分だけでなく部下や後輩の成長を喜ぶ。 こうした考えの方はいつまでも成長し、人徳も得られるものです。

 

《このお客様だったら許してくれるだろう》という落とし穴

あるお客様とのこと。 このお客様と初めてお会いした時は 《この人は契約にならないだろうな》 という感じだった。 まだ若く、資金も無い。 “他社の営業マンが追いかけないお客様” の典型だった。 ただ、この時既に営業レターを使い始めていた。 このお客様を1年以上フォローした。 その結果、再来し契約になった。 このお客様は 「ずっと情報を送ってくれたのは菊原さんだけです」 と感謝してくれた。 非常にいい状態で計画も進んでいたのだ。 しかし、ここに甘えがあった。 当時、忙しさのピークだった私は “些細なミス” を頻発していた。 その上に、地鎮祭や上棟も代理の人に頼んだ。 心のどこかに 《このお客様だったら許してくれるだろう》 という甘えがあった。 仏の顔も三度まで。 こういったことが続いた時、お客様はブチ切れた。 そして最後まで関係は元に戻らなかったのだ。 この経験から契約して頂いたお客様を出来る限り優先するようにした。 それからはそういったミスは激減。 私にとって大きなケーススタディなったのだ。 いいお客様との関係こそ注意が必要なのです。

 

普通のプロとトッププロの差は回復力の差

トレーナーの方とお会いした時のこと。 プロゴルファーのケアなどをしている。 有名選手にもついており、凄い人だった。 その方が 「普通のプロとトッププロの差は回復力の差」 と言っていた。 ショット自体はほとんど変わらない。 むしろ普通のプロの方が凄いショットを打ったりする。 また、1日だけいい成績を出す場合もある。 しかし、普通のプロは続かない。 ケアが甘いため、翌日は疲れが残る。 夜遊んでいるプロもいるらしいが。 こうして1打2打と差がつく。 トッププロはケアに力を入れる。 決して夜、飲みに行ったりしない。 だからこそ翌日も元気な状態で試合に臨める。 トップ営業マンもまた “体調管理” に力を入れている。 飲みに行くのが好きな人もいるが、その分きちんとケアをしている。 独自の方法で回復させている。 だからこそ翌日もいい状態で仕事に臨めるのだ。 いい仕事をすると 《今日はいい仕事をしたし、パッと飲みに行くか》 と思いたくなる。 そんな時でも翌日を考えてほどほどにする。 回復力が営業成績の差になる、ということを忘れないでください。

 

人との約束はだけでなく自分との約束も守る

人との約束を破る。 そういった人とは付き合いたくないもの。 これは誰でもそう思うだろう。 友人関係なら 「ごめん、今日行けなくなった」 とドタキャンすることも出来る。 まあ、ほんとはこれも良くないが。 仕事関係で ・ドタキャンする ・締め切りを守らない ・頼まれたことをしない といったことをすれば、間違いなく次は無い。 人との約束は忠実に守る。 営業でもプライベート以外でも大切なこと。 これは自分自身にも当てはまるルールである。 仕事をする際、 「この仕事をやったらご褒美に10分間好きな芸能人のブログを読もう」 と思ったとする。 何かを目標にするとやる気も上がる。 これはいいこと。 この仕事が終わった時、約束通りご褒美を与えた時はいい。 しかし、問題なのは 《調子が出てきたからそのまま仕事をやっちゃえ》 と約束を破ること。 その時は10分時間がセーブできるので仕事は進む。 しかし、自分のどこかに 《真剣に仕事をしてもご褒美はもらえないんだ》 という記憶が残る。 そのうちにどんなご褒美を設定してもやる気が出なくなるのだ。 人との約束はもちろん、自分との約束をキッチリ守りましょう。

 

トップ営業マンの方の凄いヒアリング力

トップ営業マンの知人にお会いした時のこと。 はじめは近況の話し。 非常に順調だという。 相変わらず凄い。 その後は私のことについていろいろ聞いてきた。 ちょっと気になっていることがあり、せっかくなので相談した。 概略をお話しした。 すると知人は 「○○ですが、具体的にその方はどう言っていたのですか?」 と深掘りしてくる。 私が回答すると 「その時の相手の表情はどうでしたか?」 とさらに聞いてくる。 まさに展開トークだった。 深掘りの方法もすごかったが、一番印象に残ったのは “話についてジャッジしない” ということ。 私が何か話をしても 「それは正しい」 だとか 「それは間違っています」 といったことを言わない。 だからこそ話がしやすいのだ。 10分ちょっとだったが非常にスッキリした。 私自身も話を聞ける方だと思っていた。 しかし、この方と話して 《まだまだ未熟だ》 と痛感した。 ディープヒアリングは奥が深い。 これからももっと聞き込めるように努力したいと思います。

 

アウトプットするまで新しい知識を入れない

私はいろいろな方とお会いする。 中には 《よく勉強しているなぁ》 と感心する人もいる。 そういった人で成功している人もいれば 《あまり結果が出ていない》 という人もいる。 その違いは何だろうか? 結局は行動力の違いなのだが、結果を出す人は “アウトプットするまで次の知識を入れない” という特徴がある。 何かで 《これは凄い!》 というノウハウを知ったとする。 その際、 《じゃあこれを試してみよう》 と即座に行動する。 失敗することもあるが、こうして経験を積んでいく。 一方、学んでも結果を出していない人は “アウトプットする前に次の知識を入れる” といった傾向がある。 “新しいものを常に学ぶ” という好奇心はすばらしい。 しかし、行動する前に別の知識が入ると記憶が塗り替えられてしまう。 せっかく学んだ知識が薄れてしまい行動しないということになる。 アウトプットするまで新しい知識を入れない。 その方が結果が出るものです。

 

思ったことは次の時ではなく今伝える

人とお会いしていて、別れた後 《あれを言っておけば良かったなぁ》 と後悔することがある。 会話をしていて 《こう伝えたい》 と強く思う。 しかし、話の流れでなかなかその話題にならない。 そのうちに他の人が話し出してしまう。 そうなると 《まあ、次の時でいいや》 と諦めてしまう。 頻繁に会う人ならいい。 中には年に一度、いやそれ以上会えない人も。 そういった場合は得に後悔するものだ。 営業活動においても言える。 あるお客様と話をしていた際、 “保障の部分” について、納得していない感じがした。 ただ、その時は別のテーマでも話す必要があった。 《まぁ、半分くらいは理解しただろう》 と話を進めてしまった。 このお客様とは契約にならなかった。 保障だけが原因ではないが、 《あの時、保障についてもっと詳しく説明しておけば良かった》 と後悔したものだ。 話をしている時にお客様の顔色が曇る。 もしくは 《これは話しておいた方がいいんじゃないか》 と感じた時はその場で伝える。 その方が後悔しなくて済むものです。

 

初対面の印象も大切だがその後のフォローはもっと大切

営業マンが集まる会で話をさせて頂いた時のこと。 そこには100名くらいの人が参加していた。 そのうち20名くらいの方と名刺交換をした。 会って話をした際、 “この人はおもしろいなぁ” と印象に残った人が何人かいた。 とくにある営業マンは “一対一のコミュニケーション” に強い人。 あまりないケースだが、一瞬にして仲が良くなった。 これは見事だった。 それからしばらく時間が経った。 どんなに仲良くした人でも時間が経つにつれ印象は薄くなる。 やはり、この方もそうなってしまった。 しかし、Aさんは違った。 Aさんはお会いした時はとくに印象は残らなかった。 初対面に強いタイプではない。 なんとなく話をしたという程度だった。 Aさんは一番にお礼メールを送ってくれた。 それだけではない。 その後も “本を購入しました” “本の感想です” といった、メールを送ってくれた。 最終的には誰よりも印象的な人になったのだ。 初対面の印象は大切。 しかし、その後のフォローはもっと大切。 それをつくづく痛感した出来事でした。

 

反応が無い時は“熟成中”と考える

最近、私の実家で “黒ニンニク” を作っている。 家庭用の炊飯器で作れるという。 大きさによって異なるが、2〜3週間かかる。 熟成されるとプルーンのような触感に。 食べやすく健康にもいい。 しかし、熟成前に取り出してしまうと味はガタ落ち。 中途半端にニンニク臭がする。 触感もグニョとしていて気持ちが悪い。 しっかりとねかせる必要がある。 営業レターを実践している人から 「どうしても反応を焦ってしまいまして」 という質問を頂く。 お役立ち情報を出していれば、すぐに 「提案して欲しいのですが」 と連絡が欲しい。 それは当然だろう。 しかし、お客様にはお客様の “適した時期” というものがある。 熟成されなくては営業レターの効果は薄れてしまうのだ。 営業レターの反応が無い時は 《どんどんいい感じで熟成していっている》 と考える。 そう考えれば焦らずじっくり育てられるようになります。

 

出来た時、出来なかった時を分析する

研修先の営業マンから 「営業レターで契約になりました!」 という報告を頂く。 これは本当に嬉しい。 この瞬間こそが 《研修をやっていて本当に良かった》 と思える瞬間だ。 こんな時は喜ぶと同時に 「得意パターンをよく分析しておいてください」 とアドバイスする。 黄金パターンを確立した人は強い。 この逆に 「途中まで送っていたのですが、途切れしまいました」 といった報告も頂く。 こういった時は残念だが、これも事実。 しっかりと受け止めて参考にする。 ある営業マンは 「商談客や契約客の資料作りで忙しくなると送れなくなる」 と言っていた。 確かにこうなると営業レターの優先順位は下がる。 一度タイミングを逃すと 《まあ、送らなくてもいいや》 となってしまう。 これは注意しなくてはならない。 こうらならいように出す時間を決めるといい。 出来なかった時こそ 《何が原因だったのか?》 と分析して欲しい。 原因が分かれば次の失敗は防げるようになります。

 

潜在意識はあなたの冗談を認識できない

監督さんや設計スタッフで、 「お前の仕事かぁ、やりたくないなぁ〜」 という感じのことを言う人がいた。 ただ、これは本音ではない。 冗談でからかう感じ。 ちょっとした意地悪を言ってコミュニケーションを取る。 こういったタイプの人もいる。 照れ屋さんに多い。 あなたの会社にもこういった人がいるかもしれない。 これは私だけでなく、他の営業マンに対しても言っていた。 冗談だとしても “100回、200回、300回” となると影響がある。 どんな楽しい仕事も 「うぁ〜やりたくない」 と言えば、つまらなくなるだろう。 その後、この人たちは会社からいなくなったと聞く。 能力は高い人たちだった。 やりは言葉の力は恐ろしいのだ。 仕事をする際、 「お前との仕事かぁ、参ったなぁ」 などと言っていないだろうか? 自分の意識では冗談だと分かっている。 しかし、潜在意識は理解しない。 “本当につまらない仕事” として認識するのだ。 潜在意識が勘違いしないよう、口癖には十分注意してください。

 

強豪チームは基礎練習に時間をかけている

ソフトボールの試合でグランドに行った時のこと。 友人が 「中学の強豪サッカーチームが練習しているから見に行ってこよう」 と言ってきた。 強豪中学の練習も見てみたい。 そこで試合後に見に行くことに。 群馬県は全国レベルの育英高校もある。 その高校へ行く生徒も多いという。 グランドに行って 《どんな凄い練習をしているのかな?》 とワクワクしていた。 しかし、想像とは違う光景が。 私自身、サッカーはしないが、どう見ても “基本の基本のような練習” を長時間やっていた。 野球で言えばキャッチボールのようなパス回し。 これにかなりの時間を使っていた。 もっと凄いことをしているのかと思っていた。 強豪チームこそ基本を大切にする。 これは営業活動でも言える。 トップ営業マンは営業の基礎を重視する。 営業活動の基礎的の部分はいろいろある。 ・人とのコミュニケーションを取る ・商品(自社、他社)について詳しくなる ・ハッキリ話す練習、笑顔の練習 などなど。 基盤となる部分を大切にしているものだ。 表面的なトークを考えるのもいい。 それ以上に基礎的なことを大切にしてください。

 

嫌なことが続いた時は“次はいいことが起こる”と考える

先日のこと。 朝から嫌なことがあり少しイライラしていた。 そこへ一本の電話が掛かってくる。 何かと思って出ると、証券会社の人から 「お預かりしている○○の商品が・・・」 という連絡が。 かなり損をしているとのこと。 イライラしている上に大損の知らせ。 これには参った。 こんな時こそプラス思考。 少し前に知人から 「悪いことがあった時は次に良いことがあると考える」 と教えて頂いた。 人生はバランス。 悪いことばかりは続かない。 無理矢理だが 《次は間違いなくいい事が起こる》 と思い込んだ。 すると、メールボックスに “重版のお知らせ”と“研修依頼” が届いていた。 知人が言っていたことは本当だった。 嫌なことが続いた時は “次はいいことが起こる” と考える。 そう考えると気分も上がる。 その上、本当にいいことが起こったりします。

 

商談では2度“全体像”を伝える

研修では、はじめに 「今日は○○のテーマと△△のテーマをお話しします」 といったように全体像を話すようにしている。 そうすることで、参加している方は 《今日はこれを学ぶんだな》 と大枠を理解してもらえる。 ある研修の途中で 「今まで○○の話をしてきました、今後は△△の話をします」 ともう一度、全体像を伝えた。 すると、多くの方が 《あぁ、そうだったなぁ》 という感じで、大きくうなずいた。 途中でもう一度全体像を伝えるのも効果的だと感じた。 これは商談でも言える。 お客様との商談の前に 「今日はAの件とBの件について打合せさせて頂きます」 とフレームを話す。 全体像が頭に入っていた方がお客様の理解度は高くなる。 しかし、話をしているうちに方向がズレることも。 多少はズレてもいいが、そのまま違う方向にいってしまうのは困るもの。 ある程度、話をしたらもう一度全体像を伝える。 その方が目的も果たせるし、理解度が高まる。 商談では細かい部分にフォーカスするのも大切。 しかし、時々全体像を伝えた方がいい。 両方の視点が持てると商談はよりうまく行きます。

 

お役立ち情報の解決策は3つまで

お役立ち情報は “問題点と解決策” に分けて作成する。 問題点については、お客様がパッと見て 《なるほどこんなことを書いてあるのか》 とすぐに理解できるように作り込む。 まずはそれが大切。 いわゆる3秒ルール。 これに失敗するとお客様は興味を示す前に 《いいや、あとで読めば》 と書類の山に積まれてしまう。 そして、二度と読まれることは無い。 まずは興味を引いたうえで解決策に向かう。 その解決策のポイントは “2つか3つ” に絞るといい。 脳科学の本で 「人の記憶は3つまで」 という話が出てくる。 だから、金銀銅やベストスリーというのがあるのだろう。 解決策について 「ポイントは3つあります」 と表記する。 文章より箇条書きの方がいい。 解決策も分かりやすく明確にしましょう。