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お客様に対しても2つの質問をセットにしてみる

昨日のブログでは 「ネガティブとポジティブな質問をセットにする」 といった話をした。 誰かに 「腹が立ったことがありますか?」 と質問すれば盛り上がる。 しかし、これだけではネガティブに傾いてしまう。 これはお客様との関係でも言える。 お客様の警戒心を解いた後 「今のお住まいに何か不満などありますか?」 と質問する。 これは非常に重要な質問になる。 営業マンとしては “お客様が何に不満をもっており、何に悩んでいるか?” を知りたい。 この質問によって 「実は○○でして・・・」 と話してくれるお客様も多い。 しかし、これだけでは 《さあ、家を建てるぞ!》 とはなりにくい。 お客様よっては 《こんなに問題があるんだから無理だ》 と悪い方向へ考えてしまう場合もある。 悩みを聞いたら 「それでしたら、こうすれば大丈夫ですよ」 と言ってあげる。 ただ単に 「なるほど」 とうなずいていたのではいい方向へは進まない。 また 「この問題がスカッと解決したらどうでしょうか?」 といったポジティブな質問もしてみるといい。 “ネガティブ→ポジティブ” と2つの質問をセットにするといい流れができる。 ぜひこれをトーク設計図にも取り入れてみてください。

 

ネガティブとポジティブな質問をセットにする

私の定期研修ではスタートに二人組になり 「ここ最近で一番いい出来事を話してください」 という話をして頂く。 このワークによって緊張感が取れ、いい雰囲気になる。 この話を知人のコンサルタントにしたところ 「ポジティブなエネルギーよりポジィティブなエネルギーの方が強いんです」 と教えてくれた。 私がやっているような質問ではなく 「最近、一番カチンときた出来事を話してください」 の方が盛り上がるという。 確かにそんな感じがする。 私は少し前の研修でこの質問を取り入れた。 「では始めてください」 と言った途端、営業マン達が一気に話し出す。 「では終わりでお願いします」 と言ってもほとんどの人がそのまま続けるほど盛り上がったのだ。 知人が言っていた “ネガティブの方がエネルギーがある” というのは本当だった。 しかし、これには問題もある。 ネガティブにフォーカスしたことで悪い感情が芽生える。 例えばこんな感じ。 カチンとしたことを言う    ↓ 会社や上司に対しての不満を思い出す    ↓ こんなことやってられるか! となってしまう人も少なくない。 こうなると研修自体は進めにくくなる。 ネガティブな質問は盛り上がる反面、危険性もあるのだ。 ネガティブな質問をしたら 「ではその不満を解決するために何が出来ますか?」 といった質問もする。 その方がいい雰囲気で研修が進められることに気がついた。 これは日常生活でも同じこと。 不満を言いっぱなしにするのではなく、前向きな質問をセットして考えましょう。

 

結果を出す人は“主体性”をもって営業している

研修を始めた時のこと。 「質問はありませんか?」と聞くと、 一人の営業マンが手を上げ 「営業レターを送って結果が出なかったらどうするのですか?」 と聞いてきた。 この質問は想定していなかった。 私は上手く答えられず、 「それはですねぇ・・・」 と口ごもってしまった。 そんな時、そこの会社の社長が助け舟を出してくれた。 社長は後ろから前に出てきて、その営業マンにこう質問した。 社長「テレビで“バナナがダイエットにきく”とやっていたりするよな」 営業「はい」 社長「それを聞いてバナナを食べて“全然痩せないじゃないか!”と怒る人ってどう思う?」 営業「う〜ん、なんか人のせいというか、責任転嫁している感じですね」 社長「もっと自分で考えろって思うだろ?」 営業「そう思います」 社長「これが今のお前だよ」 営業「・・・」 社長のこの話で会場は静まり返ってしまった。 そしてこう話をしだした。 社長「どんな世界でも結果を出す人は自分で考えて実行する人だ」 営業「はい」 社長「言われた通りして“ほら出来ないじゃないですか”ではなく“どうしたら結果が出るか”を考えた方が自分にとって得だよな」 営業「すみません。考え違いをしておりました」 この社長の言葉は今でもはっきりと覚えている。 結果を出す人はまず “目標、目的” をしっかりと持っている。 そしてそれを達成するために “自分で考え実行” しているのだ。 「会社で○○をしろって言われたから」 ではなく、自分で考えて行動する 主体性をもって営業活動する人だけが結果を出すのです。

 

話す言葉を一番聞いているのは他ならぬ自分

久しぶりに友人に会った時のこと。 彼はもともと “ミスターネガティブ” のような人間。 悪い人ではないが、話を聞いていて疲れるタイプだった。 そんな彼も40過ぎてから結婚し子供が生まれた。 家も買い、会社では出世も。 過去の彼とは見違えるような、明るくパワフルな雰囲気を醸し出していた。 彼と会って一番驚いたのは言葉の使い方。 あれほどまで愚痴っぽかったはずが、今ではすっかり言わなくなっている。 きつい状況の話も 「まあ、なんとかするさ」 と力強い言葉を発する。 《人って変われるんだなぁ》 とつくづく感じた。 「こんな仕事をしていてね。ちょっと大変だけどやりがいがある」 と言う人と 「バカな取引先が勝手なことを言いやがって。やってられないよ」 と言う人。 どちらに魅力を感じるだろうか? 言うまでもなく前者の方が魅力的に感じる。 人は “話す言葉” によって判断するものだ。 これは自分自身に関しても同じ。 愚痴ったり、泣き言を言ったりしていれば 《俺はダメな奴だ》 という悪い自己暗示をかけてしまう。 この自己暗示は他の誰に言われるより強力だ。 逆に前向きなこと、元気になる言葉を言っていれば 《結構オレもやるじゃないか》 といい暗示になる。 この差はとてつもなく大きい。 自分が話す言葉を一番聞いているのは他ならぬ自分。 意識的に言葉をコントロールして自分にいい影響を与えましょう。

 

好きで“いい仕事”をしていれば体調は壊さない

コンサルタントの知人とお会いした時のこと。 食事をしながらこんな質問をしてきた。 知人「菊原さんは風邪や体調不良で寝込んだりしますか?」 私「いやぁ、しばらくそういった事はないですね」 知人「じゃあ、好きでいい仕事をしているってことですね」 私「そうなんですか」 知人「よく“働きすぎて体調を崩す”という人がいますが、好きでいい仕事をしていれば忙しくても体調は崩しませんから」 4〜5年前にインフルエンザで寝込んだことがあった。 それ以来、風邪などで寝込んだりしていない。 これはもともと体が強いからなのか? いや、そうではない。 ダメ営業マン時代の私は風邪こそひかなかったものの “常に疲れている” といった感じだった。 今よりもずいぶんと若く、体力も抵抗力も回復力もあったはずだ。 しかし、1年を通してスカッとくる日はほぼ無かった。 当時の私は接客も苦手で、来店のチャイムが鳴るだけで胃が痛くなった。 夕方6時近くになり、展示場を閉めるときに 《あぁ、やっと終わったか》 とほっと一息ついていた。 しかし、それもつかの間。 その後は訪問が待っている。 これはもっと地獄。 1日を通して 《楽しい》 と思える時間はほぼ無かったのだ。 トップ営業マンになった私は仕事量か一気に増えた。 しかし、以前のような疲れ方はしない。 すべていい仕事ばかりとは言わないが、心地のいい疲れに変わった。 自分がやりたい仕事をしていれば体は調子よくなるものだ。 慢性的な疲れを感じているのなら 《なにか間違ったことをしているのでは?》 と今の仕事に疑問を持ってみる。 やり方、もしくは考え方を変えただけでも体調はずいぶんと良くなるものです。

 

一流の営業マンを直に見る機会を増やす

ダメ営業マン時代のこと。 全国のトップ営業マン達を社内報でしか知らなかった。 書面で見て 《すごい人もいるもんだ》 と別の世界の人のように思っていた。 表彰式で、そのトップ営業マン達と直接お会いした。 もちろん凄い人たちなのだが、 《異次元でかけ離れている・・・》 とは思わなかった。 「普段どんな活動をしているのですか?」 と質問すると 「どんなって言われても、接客して訪問して契約を取るだけだよ」 と答えてくれた。 もちろんもっと深い部分もあるのだが、 《同じようなことをやっているんだ》 と安心したものだった。 また別の機会では、逆に 《この営業マンは普通の感じの人で努力によって結果を出している》 と思っていた人がいた。 しかし、実際会ってみると印象は違う。 天才肌でものすごく切れるトークをする人だった。 実際お会いして 《だから結果が出ているのか》 と納得した。 “一流の人を直に見る” これは非常に大切なこと。 トップアスリートのインタビューに中に 「○○選手のプレイを実際見てから世界が変わりました」 といった内容が出てくる。 “想像やイメージ” と “実際の姿” は全く違っていたりする。 可能な限りトップ営業マンと接点を持ち、リアルな姿を見てください。

 

ベストコンディションで営業に臨む努力をしているか?

ちょっとお堅い感じの会で講演依頼を頂いた時のこと。 パワーポイント通りに進めた。 時間も90分ジャスト。 ただ笑いもなく、ほぼ盛り上がらない講演だった。 終了後、担当者がこんな話をしてくれた。 担当者「講演お疲れ様でした。非常によかったですよ」 私「ありがとうございます」 担当者「いやぁ〜先月来て頂いた講師の方がイマイチでして」 私「どんな感じだったのですか?」 担当者「酒太りで顔がパンパンで。その上ノーネクタイですからね」 私「そうでしたか」 担当者「話自体はよかったので、もったいないです」 私は自身、連ちゃんの時以外は前の日にお酒は飲まない。 前日飲めば二日酔いの危険性もある。 私にはキレが悪い状態で講演が出来るほどの技術はない。 仮に二日酔いでなくとも参加者から 《あの講師、不健康そだなぁ〜》 と思われてしまう可能性が出てくる。 見た目で 《この人の話は聞く気がしないなぁ》 と思われたくない。 出来る限りベストの状態で臨んでこそ、依頼者の方への誠意になる。 これは接客でも言えること。 前の日に飲み過ぎて顔がパンパンだったら。 もしくはちょっと酒臭かったらどうだろう? お客様は 《この人には相談する気になれない》 と見切られてしまう。 これでは話をまともに聞いてはもらえない。 接客前、商談前はベストコンディションで臨む。 そのための努力も欠かさないようにしましょう。

 

間違ったプログラミングをすれば結果から遠ざかっていく

昨日のブログでは 「一時的なモチベーションアップより継続力」 という話をした。 麻薬的にモチベーションを上げるのではなく、継続してコツコツ積み上げた方がいい。 私自身、 “これだ!” ということをしつこく継続してきた。 だからこそ多少なりとも結果を出せてきたと思う。 継続力は大切。 しかし、もし続けている行為が間違っていたらどうだろう? コンピューターに間違ったプログラムを打ち込めばエラーが出るように、 “間違った行動” を続けて入ればいい結果からは遠ざかっていく。 ダメ営業マン時代の私は展示場接客に関して “タイミングを見計らい声をかけるのが正しい” と思い込み、それを続けていた。 お客様が来店する。 はじめの2〜3分は様子を見る。 いわゆる泳がせておく状態だ。 そしてタイミングを見計らい 「こちらが当社の建物で標準装備している防犯システムです。このシステムがあれば安心してお住まいになれます」 と声をかけていた。 また “アイスブレイクのために雑談をしなくてはならない” と思い込んでいたことも。 お客様とお会いしたらすぐに 「いやぁ〜今日は風が強いですねぇ。花粉が多く飛んでいますから花粉症の人は大変ですよね」 などと話しかける。 たまには上手く行くケースもあったが、ほとんどは “なにこの人?” という対応を取られたものだった。 自分に合わない間違った方法を継続すれば結果が出ないのは当たり前。 こうして私は地獄を味わい続けた。 その後、やり方(トークを決めてしっかり挨拶する)を変えてから結果が出るようになったのだ。 継続は大切。 しかし、時には 《本当にこれを続けていていいのだろうか?》 と昔から無意識でやっていることをチェックしてみてください。

 

一時的なモチベーションアップより継続力

少し前の個人コンサルティングでのこと。 その営業マンはある会社のセミナーによく参加している。 その会社は始めこそ数千円で始まるが、だんだんと高いコースになっていく。 最終的には何十万とアップしていくという。 それで成績が上がればいい。 数十万払ってもその分リターンがあれば問題ない。 しかし、お金を払うばかりでなかなか結果は出ないという。 彼は自分のパターンをこう分析していた。 ・セミナーに参加する     ↓ ・モチベーションが上がる     ↓ ・会社で実行する     ↓ ・モチベーションが下がり止めてしまう     ↓ ・元に戻り、またセミナーに参加する 彼に限らずこういった人も少なくない。 元に戻ると 《またセミナーを受けに行かなくては》 とお金を払う。 こうしてのめり込んでしまうのだ。 私は彼と相談して “毎日やること” とそして “実行する時間” を決めた。 時間に関しては “だいたい午前中で・・・” というものではない。 “9時15分〜9時20分” と正確に決めた。 手帳に記入して、 “とくに最初の2週間” は絶対に守ってもらうように約束した。 それからしばらくして 「セミナー地獄から抜け出すことが出来ました」 と報告を頂いた。 営業の結果が出るのも時間の問題だろう。 瞬発的にモチベーションを上げるのではなく継続して積み重ねていく。 その方が確実に結果を出せるようになります。

 

“批判で反応を取る”を常習化してはならない

著者仲間とお会いした時のこと。 こんな話をしてくれた。 著者「以前FBに“こんな嫌な奴がいた!”といった投稿をしましてね」 私「そういう気分の時もあります」 著者「その時“いいね”がたくさんつきました」 私「共感されたのでしょうね」 著者「ただそれ以来それが癖になりまして。“ネガティブにフォーカスかる癖”がついてしましましたよ」 SNSで否定的な内容をアップする。 “○○を食べました” といった投稿より反応がある。 その仲間は 《だったらまた批判ネタをアップしよう》 と思うようになったという。 SNSでの “いいね” は増えたが、毎日はネガティブでつまらなくなったというのだ。 著者「ある時からそういったネガティブな投稿を一切やめましてね」 私「そうですか」 著者「反応は少なくなりましたが、毎日が楽しいです」 SNSを見ていると 《ずいぶんネガティブに捉えるなぁ》 と思う人がいる。 その人も初めからネガティブではなかったと思う。 ある時、 “ネガティブで反応を取った” という経験をし、それから癖になったケースもある。 たまにならいいが、常習化すると日常生活は楽しくなくなるのだ。 人から反応を期待するより、楽しさを重視する。 その方が毎日は何倍も楽しくなります。

 

営業レターでおえるべき2つのポイント

先日の講演でのこと。 休み時間に営業マンが 「本を見て営業レター作ってみたのですが、見て頂けますか?」 とやってきた。 こういった事はよくある。 その営業マンが作成した挨拶文とお役立ち情報を見させて頂いた。 まず見てすぐに思ったのは “情報量が多い” ということ。 《これを知ってもらいたい》 と思うがあまり、情報量が多くなる。 その結果、お客様は伝わらず、 《私には関係ない》 と興味を持ってもらえなくなる。 これは多くの方に共通するミスだ。 私はこういったケースでは 「もし自分がお客様だとして、この情報を受け取ったらどうしますか?」 と質問する。 多くの方は 「忙しい時は読まないかもしれませんね」 と答える。 お客様は常に忙しい。 仕事や家事だけでなく、その他の自分の趣味の時間もキープしたい。 そこへ読むのに時間かかるお役立ち情報を送っても読まれないのだ。 また私は 「これを受け取ったお客様がどんな顔をして読むと思いますか?」 と質問する。 今回の営業マンはこの質問に対して 「う〜ん、税金の話ですから楽しい顔ではないでしょうね」 と答えた。 受け取ったお客様のこと、そして “受け取った顔を思い浮かべながら” 営業レターをつくってみる。 この2点をおさえるだけでもグッといい内容になります。

 

難しく考えて楽しむ意識を忘れていないか?

ゴルフをしていた時のこと。 突如として1メートルくらいのパットが入らなくなった。 ゴルフをしている人は分かると思うが、これが一番イライラする。 《左肩を開かないように》 とか 《まっすぐ打ち出す》 と難しく考える。 こうしてますますハズすようになる。 そんな時のこと。 知人が 「1メートルくらいのパットは難しく考えず、“ボールを穴に入れるのが楽しい”と思って打った方がいいですよ」 と言ってくれた。 その瞬間から入るようになった。 私自身、ゴルフもソフトボールもいろいろ考える傾向にある。 センスや素質のない私にとって大切なこと。 しかし、考えすぎて “楽しむ” という意識を忘れるときがある。 これは注意しなくてはならない。 営業活動でも言えること。 営業活動において 《どうやったらうまく行くか?》 と考えるのは大切なこと。 しかし、難しく考えて過ぎて “営業活動を楽しむこと” を忘れてはならない。 接客なら 《よっし、考えたトーク設計図が試せるぞ》 と考えて、営業レターなら 《これを送ったらお客様は喜ぶだろう》 と送る。 考えるのも必要ですが、楽しむ意識を忘れないでください。

 

具体的に何をすればいいのか?をはっきり提示する

ある企業の講演依頼を頂いた時のこと。 表彰式の前に90分、営業について話をするパターンだった。 講演後は立食パーティーに。 そういったところでは通常、担当の方だけ話しかけくれるがあとはほっておかれるケースが多い。 これは結構さびしいもの。 しかし、その会では数名の営業マンが話しかけてくれた。 ありがたいこと。 その営業マンが以前の講師についてこんな話をしてくれた。 営業「半年前の講師はキツかったですよ」 私「どんな感じですか?」 営業「さんざん自分の実績の自慢をしておいて最後に“トップ営業マンなる覚悟を持て!”ですからね」 私「それだけですか?」 営業「ええ、具体的なノウハウは一切ありませんでした」 さんざん自慢話をしておいてノウハウを紹介しない。 これでは話を聞かされた営業マンたちはストレスがたまるだろう。 この話を聞いて 《具体的に何をすればいいのか?をハッキリと提示しなくてはならない》 と再確認した。 これは営業活動でも言える。 個人コンサルティングをしていた方から 「これが他社が送っている資料です」 と見せて頂いたことがあった。 その会社が送っている資料は豪華だった。 ・会社実績 ・商品ラインナップ ・DVD ・マンガでの流れの説明 ・お客様の声 などなど。 しかし、その資料を見ても 《じゃあ、どうしたらいいの?》 ということが指示されていない。 大量の情報にお客様は戸惑うことになる。 情報を提供するのはいいこと。 しかし、それ以上に “具体的に何をすればいいのか” をはっきり提示してあげてください。

 

接客をするなら他人の接客を体験した方がいい

コンサルタントの知人とお会いした時のこと。 知人は 「私は勉強のために他の人のセミナーに積極的に参加するようにしています」 と言っていた。 とくに自分と関係ないジャンルの方が参考になるという。 また 「セミナーや研修をする人こそ、セミナーなどに参加するべきですよ」 と言っていた。 確かにそれが一番参考になる。 以前は私も他の方のセミナーに参加することも多かった。 ここ最近はほとんど参加していない。 今後はもっと参加したいと思った。 これは住宅営業でもいえること。 “接客をするなら他人の接客を体験した方がいい” ダメ営業マン時代、お客様のふりをして他県の展示場に入ったことがある。 そこで出てきた営業マンはいわゆる “一方的に説明してくる” といったタイプだった。 その姿を見て 《これじゃお客様は嫌がるだろうな》 と思った。 と同時に 《俺も同じことをやっている・・・》 と気がついた。 ほとんどこの手の営業マンばかりだったが、1人だけ “しっかり挨拶” してくれた営業マンがいた。 大手のハウスメーカーの営業マンで今でもよく覚えている。 この営業マンだけには好感をもった。 他の人の接客を体験する。 この1回の経験だけでどれほどその後の自分の接客に影響を受けたかわからない。 ぜひ一度他の人の接客を受けて欲しい。 住宅展示場でなくとも何か別のお店でもいい。 営業本10冊分くらい読んだ気付きが得られます。

 

同じこだわるなら仕事の内容にした方がいい

飲み会でのこと。 そのお店はコース料理になっていた。 まずはサラダから。 Aさんは店員さんに 「これはオーガニックですか?」 と質問していた。 その時は 《何でそんなこと聞いているのかな?》 と不思議に思った。 その後も食材について質問をする。 その都度、店員さんは困った顔をしていた。 Aさんは食べるものにこだわっているらしく “○○のものは絶対食べない” という信念を持っている。 まあこういった人もいるとは思うが、いちいち 「こういったものは夜食べない方がいいんですよ」 などと言われると場はシラケるものだ。 私はAさんに対して 《いろいろなことにこだわって生活しているのだろうな》 という印象を受けた。 しかし、話を聞いているうちに疑問に思うことが出てきた。 仕事に関しては妥協したり期限を破ったりしている。 《食材にはあんなにこだわるのに仕事でこだわらないのは意味がないのでは》 と思ってしまった。 仕事と食べるものの両方こだわっているのならもっと好感を持てただろう。 こだわりを持つのはいいこと。 しかし、それは “仕事の期限を守りキッチリ行う” といった仕事のこと、または自分との約束にした方がいい。 そう痛感した出来事でした。

 

その写真を見て購入をやめました

私は多くの会社から研修依頼を頂いている。 本当にありがたいこと。 「営業レターの研修を菊原さんにお願いしたい」 と指名されるケースもあるが、そうでない場合もある。 建売会社での研修でのこと。 研修後の打上げに参加していた。 そこで担当者からこんな話を聞いた。 担当者「実を言いますと菊原さんではなく、直前までAさんにお願いしようと思っていたんですよ」 私「どうしてAさんに声をかけなかったのですか?」 担当者「たまたまAさんの研修の様子がユーチューブにアップされていまして」 私「はい」 担当者「光るスーツに蝶ネクタイでテンション高く登場してきましてね。引きましたよ」 話を聞けば私はAさんの “代役” だったらしい。 しかし、その後の続編の研修依頼も頂き、いい出会いになった。 Aさんがおかしな恰好をしていたお陰で私にチャンスが回ってきた。 私にとってはラッキーだが、Aさんは知らず知らずのうちに仕事が無くなっている。 これが怖いのは本人は “仕事を失っていること” を知らないこと。 おそらく普段はそんな服装はしていないと思う。 ぐれぐれもそういった誤解される姿をネットに流してはならないと痛感した。 これはニュースレターでも言える。 家づくりを考えている知人とのこと。 もうすでに契約したのだが、最後まで迷っていた会社があった。 こちらの方が土地も建物も気に入っていたという。 私が 「なぜこの会社にしなかったの?」 と質問すると彼は 「いやぁ〜ニュースレターで女装している写真を見ちゃってね。それで信用できなくなって」 と言っていた。 人間性側面を伝えるのは必要だが、やり過ぎはマイナス効果になる。 お客様は信頼できる人を探している。 勘違いされるような写真や画像を残したり、送ったりしないようしましょう。

 

やっぱり一階にクローゼットをつければよかった

通信講座の会員さんとのやりとりでのこと。 作成したお役立ち情報を送ってもらった。 そのお役立ち情報のタイトルは 【やっぱり一階にクローゼットをつければよかった・・・】 というもの。 このタイトルを見た瞬間 《なるほどねぇ》 と中身を見る前から納得してしまった。 このネタを思いついたきっかけは60代のお客様との家づくりでのこと。 引き渡して初めの定期点検時に 「外から帰ってきた時、いちいち二階に着替えに行かなくちゃならないの。不便ね」 と言われたという。 これは気持ちが分かる。 私自身も外から帰ってくるとすぐに着替えるタイプ。 玄関から階段を上がり、一番遠いクローゼットへ向かう。 着替えてからリビングに戻るのだ。 これは出かけるときもそう。 リビングから一番遠いクローゼットへ向かう。 時々、コートなどを忘れ戻ることも。 これは動線的に良いとは言えない。 以前引き渡したお客様から 「子供たちがリビングに服を脱ぎ散らかしちゃって・・・」 と嘆いていたことがあった。 子供たちが2階のクローゼットへ向かう確率は低い。 私も含めリビング横に2〜3畳のクローゼットがあればどんなに便利だっただろうか。 ぜひ、お役立ち情報のラインナップに 【やっぱり一階にクローゼットをつければよかった・・・】 を追加下さい。

 

正しくなれば“悪いもの”に拒否反応を起こすようになる

健康オタクの友人と会った時のこと。 運ばれてくる料理をいちいちチェックする。 私は見かねて 「そんなことばかりしていたら食事が楽しくなくなるだろう」 と言った。 すると知人は 「まあそうなんだけど、デトックスをやったりして体をきれいにしていると悪いものにすぐ反応しちゃうんだよ」 と言っていた。 彼は昔こそ “体に悪そうなもの” ばかり食べていた。 その時は全く問題なかったという。 しかし、デトックスをしていい物だけを食べるようになると、 “ジャンクフードなどの悪い食べ物” などを受け付けなくなったというのだ。 これは食べ物だけでなく、人間関係にも言える。 ダメ営業マン時代、毎日のように “愚痴や泣き言” を仲間と言い合っていた。 これがストレス発散になり、最高の時間だと思っていた。 それからトップ営業マンになった私は “その手のグループ” から距離を置かれるようになった。 しかし、接触はゼロではない。 表彰式の後の飲み会や忘年会などでは一緒になることも。 しばらくぶりにネガティブな言葉を浴びると体が拒否反応を起こす。 その時は大丈夫だったとしても翌日がしんどい。 異常に酒も残り、疲れも抜けなかった。 正しい意向が身についてくると “ネガティブ、悪いこと” をより強く拒否反応を起こすようになる。 今までの仲間との関係がしんどくなった時、それは “そこから離れる時期” なのかもしれない。 正しい思考を身につけ、ネガティブを遠ざけましょう。

 

カッコ良くても、ベタでも結果が出ればいい

レスポンスレターの研修でのこと。 レスポンスレターのポイントはハードルを低くすること。 《ご請求頂いたからといって面倒くさいことがある訳ではありません》 といった雰囲気を伝える必要がある。 またその前にもさまざまなパーツを用意する。 例えば ・誰に向けているか? ・セグメント(絞り込み) ・デメリット・メリット ・希少性の心理 などなど。 1つ1つが積み重なり反応へとつながる。 営業レターの中でも一番理論的に考えている。 しかし、反応があった場合は違う。 住所確認のふりをして 「ちょうど近くに現場がありましてね、ついでにお持ちしてもよろしいですか?」 と接触を試みる。 懇親会で若い営業マンA君がこのように言ってきた。 A君「レスポンスレターの構成は理論的でよく考えられていますね」 私「そうですね。1つ1つデータを取っていますから」 A君「でも、反応があった時は急にベタになるんですね」 私「まぁ、そうですね・・・」 “ベタですね” と突っ込まれて返す言葉が見つからなかった。 そんな時、A君のプレマネの方がこう弁護してくれた。 プレマネ「カッコ良かろうが、ベタだろうが、結果が出ればいいんだよ」 A君「そっ、そうですね」 このプレマネの方は常に上位の成績を残し続けている。 この一言で 《さすが、分かっているなぁ》 と売れている理由が分かった気がした。 出来る人は結果を出すことにフォーカスしている。 これはどの世界でも共通して言えることです。

 

「このサービスは使えますか?」の対応法

最近は居酒屋の予約をネットでするようになった。 今は様々なサービスがある。 ・1杯目のビールサービス ・15%値引き ・つまみ2品サービス などなど。 こういったおまけは嬉しいものだ。 知人とA店に行った時のこと。 私はサービスチケットを店員さんに 「これお願いしたいのですが」 と見せた。 するとその店員さんは間髪入れずに 「これ限定なのでもう使えません」 と言ってきたのだ。 確かによく見ると “先着20名様限定” と書いてある。 だとしてももう少し優しく言ってもらいたいものだ。 その後、このお店にリピートすることは一度もなかった。 後日、B店に行った時のこと。 同じようにサービス券を見せて 「これ使えますか?」 と言ってみた。 店員さんはチケットを見て 「あぁ、これ期限が過ぎていますね。でもちょっと待ってください」 と言いながら奥へ入っていった。 しばらくしてから戻り 「期限は過ぎていますが、これをサービスさせて頂きます」 と言ってシラスと大根おろしの小鉢をサービスしてくれた。 これは嬉しい。 いつも以上に飲んだし、もちろんその後リピートした。 小鉢の原価はたかが知れているだろう。 しかし、そのサービスによって私たちは結構なお金を使った。 このお店はかなりのリターンを得たことになる。 お客様からの 「このサービスは使えますか?」 には丁寧に対応する。 そういった会社が高評価を受け、口コミも広がっていくのです。

 

どんなに歩いてしまっても違うと気がついたら引き返す

ダメ営業マン時代のこと。 毎日、訪問やテレアポが上手くなるよう頑張っていた。 しかし、私には上手く行かなかった。 それもそのはず。 お客様は “訪問してほしい、電話をかけ欲しい” などと思っていないのだから。 一部の人たらしの営業マンしか出来ない方法だった。 その後、私は自分の家を建てたことで偶然 “お役立ち情報の存在” を発見。 それから営業レターでのフォローの凄さを実感した。 しかし、すぐには訪問やテレアポを捨てることは出来なかった。 その理由は “長くやってきた” から。 私には合わない方法だったが、なんだがもったいないと思ったのだ。 登山で遭難する人は 《あれ?この道、間違っているのでは・・・》 と思っても引き返さない人だという。 《ここまで歩いてきたんだし、この先行けば何とかなる》 と突き進んでしまう。 これが原因で迷ってしまう。 無事に戻ってこられる人は 《あれ、迷ったかな?》 と思った時点で来た道を引き返す。 どんなに歩いてしまっても。 こういった人は遭難せず助かるというのだ。 これは営業活動でも言える。 どんなに長く歩いてきても “このやり方はちょっと違うぞ” と分かったら引き返す。 時にはそういった勇気と柔軟性も必要です。

 

他社商品に詳しい先輩がそれほど売れない理由

同じ営業所の先輩のこと。 その先輩は他社の商品について異常に詳しかった。 どんなことを質問しても 「○○ハウスのAはこういった特徴があり、ここがいいんだよ」 と答えてくれる。 それもそのはず。 時間があれば他社のカタログを集めたり、読み込んだりしていた。 つくづく 《勉強熱心な人だなぁ》 と思っていた。 しかし、不思議なのは “そのわりに売れていない” ということ。 その知識からすればもっと契約を取ってもいいはずだ。 先輩があるお客様と商談していたことがあった。 競合相手は2社。 どちらも強敵だった。 先輩は商談準備をしながら 「○○ハウスのAはうちに無いあの装備があるからなぁ、これを推されたら負ける」 などと言っていた。 またもう一社に関しては 「同じ間取りで作るとだいたい50万円くらい安く出してくる。金額勝負だとキツイ」 などと言っていたのだ。 あたかも 《だから負けてもしょうがない》 といった感じだった。 他社の商品情報の詳しさが “マイナスの方向” に作用していた。 もし先輩がプラスの方向に活用していたら間違いなくもっと売れただろう。 他社について知るのも営業マンとして大切なこと。 しかし、間違った方向に使わないようにしましょう。

 

代打の現場監督が営業マンの3倍アポを取る理由

昨日のブログでは 「“挨拶トーク”のみで結果を出している会社もある」 という話をした。 お客様は出会いの数秒で 《この人なら相談できそうだ》 と判断するもの。 やはりしっかりと決められた挨拶をする方がいい結果になる。 その社長からこのような話も聞いた。 社長「週末の見学会で5件アポイントを取りましてね」 私「5件はいい結果ですね」 社長「ええ、誰が一番アポを取ったと思いますか?」 私「Aさんですか?」 社長「いや、実は営業マンではなくヘルプできた現場監督なんですよ」 私「そうなのですか?」 社長「はい、彼が3件も取りましたよ」 この会社の1つの営業所には3人の営業マンがいる。 そのうち1人が用事があり、代わりに現場監督に来てもらった。 “挨拶のトーク” だけ教えて接客してもらった。 その結果、3件もアポイントを取ったという。 話を聞いた時は驚いたが、これは不思議な話ではない。 お客様が来店する。 そこへ作業着で 「現場監督をしている○○です。今日は手伝いで来ているんですよ」 と言ってくればお客様はホッとする。 さらには 《現場監督さんだったらいろいろ詳しそうだ。ちょっとアレを聞いてみよう》 と思うお客様も多いだろう。 営業を何年もやり、トークが上手い営業マンが1件しかアポが取れない。 しかし、営業もトークの練習もやったことない現場監督が3件のアポを取る。 社長はつくづく 「トークのうまさじゃないんだね」 と言っていた。 “口下手でも売れる” ということを実践で証明してくれた。 口下手は売れない原因ではなくメリットになる。 安心して接客に臨んでください。

 

“挨拶トーク”のみで結果を出している会社もある

何度か呼んで頂いている会社でのこと。 研修も終わり懇親会に。 その際、社長から 「いやぁ〜、前回やってもらったトーク設計図でアンケート取得率もグッとあがりましたよ」 とご報告頂いた。 それを聞いて私が 「やはり“共感トーク”がいいんでしょうね」 というと、社長は 「いやいや、まだそこまでやっていません。挨拶だけですよ」 と言ってきた。 話を聞けば “自分の役割+USP(自分の強み)” だけを徹底的に練習し実行したという。 これだけで結果を出しているのだ。 本によって違うが、人は “6〜15秒以内” に第一印象を決めるという。 私自身、この事実を知った時 《イヤイヤ、いくらなんでも短すぎるだろう》 と思った。 しかし、初対面人と会った時、パッと見で 《この人はこんな感じだろう》 と予想をつけたりする。 そして、そのイメージのままということが多い。 トーク設計図の心臓部は共感トークである。 しかし、その前に第一印象を決める “挨拶トーク” も同じくらい重要なんだと実感した。 挨拶トークを練り直し、徹底的に練習してみる。 そうすることで次の共感トークはさらに効果を増します。

 

「ど〜も、背脂たっぷりの豚骨ラーメンにハマっている○○です」

会員さんから営業レターを送ってもらった。 開封すると挨拶文が入っている。 そこには “ど〜も、背脂たっぷりの豚骨ラーメンにハマっている○○です” と書いてあった。 私自身も背脂系のラーメンにハマった時がある。 だから多少は共感はできる。 しかし、この挨拶文はいい例だとは言えない。 私は挨拶文について “人間的側面を伝えることが大切” と言ってきた。 これは間違いない。 人間的側面が伝わらない挨拶文を送っても反応は薄い。 しかし、もう1つの重要なポイントを忘れている人がいる。 その重要なポイントとは “この人になら相談できそうだ” といういいイメージを持ってもらうこと。 先ほどの挨拶文。 まず “ど〜も” と入ってはならない。 契約後のお客様はもちろん、これを見た新規のお客様は 《なんだか軽くて信用おけない》 というイメージを持つだろう。 また “背脂たっぷりの豚骨ラーメンにハマっている” は悪くはないが、 《荒れた生活を送っている》 という感が否めない。 せっかくの挨拶文で “軽くて荒れている生活を送っている” というイメージを刷り込んだのでは意味がないのだ。 挨拶文で相手にマイナスイメージをもたれていないだろうか? ぜひ一度チェックしてみて下さい。

 

お客様の関心事に興味を持っているか?

久しぶりに友人二人と飲みに行った。 友人Aは話が面白い。 時には 《ちょっと盛り過ぎだろう》 という内容もあるが・・・ 盛り上げてくれる存在だ。 一方、友人Bはそうではない。 自分の話はあまりしたがらない。 もちろん聞けば答えるが。 それよりも “私がハマっていもの” に興味を持ってくれる。 例えばソフトボールの話になる。 友人Aは 「まだそんなことやっているのか、ケガするなよ」 と言って話題を変える。 一方、友人Bは 「どこのポジション?何番打っているの?」 「どういうチームでやっているの?」 「対戦相手は?」 などなど。 興味深く聞いてくれる。 本当にいい奴だと心から思う。 これはお客様とのやり取りにもいえる。 お客様の関心事に興味を持っているだろうか? お客様が自分と同じ “野球やゴルフ” だったら話は膨らむだろう。 自然に話は盛り上がる。 しかし、 “バイオリンや社交ダンス” だったらどうだろう? 「へぇ〜すごいですねぇ」 と言いながら、それ以上突っ込んだりはしないものだ。 分からなくてもお客様の関心事に興味を持つ。 興味を持つだけでも相手は嬉しいものです。

 

空気を察して話題を変えるのも時には必要

数人の仲間の集まりでのこと。 話をしてすぐにAさんとBさんの息子が “中学三年生” という共通点が見つかった。 Aさんが受験の話をふるとBさんは 「まぁ、うちの息子はあまり・・・」 と口ごもる感じだった。 誰が見ても 《その話は触れないで・・・》 という空気を察した。 しかし、Aさんは 「うちは滑り止めで私立を3校受けましてね。すべて受かったのはいいのですがお金がかかって仕方がありませんよ。それに・・・」 と話を続けた。 その間、Bさんは凍りついていた。 共通項が見つかったとしても “それは触れないで” という話題を引っ張ってはならない。 空気を察して話題を変えるのも必要なこと。 これはお客様とのやり取りでも言える。 あるお客様と商談していた時のこと。 このお客様は実家の一部に新築を予定している。 ということは地主であるお父さんがキーマンになる。 私はお客様に 「お父さんはどのようにお考えなのですか?」 と質問した。 お客様はその質問で顔色が曇り 「まぁ、それはこちらで何とかしますよ」 とごまかした言い方をした。 営業マンとしてはキーマンであるお父さんと会っておきたい。 さらに突っ込んで話を進めようとした。 お客様は 「ちょっと聞いてみます」 と言って商談を終えた。 その後、二度とアポイントが取れなくなり話は消えた。 キーマンとの接触を試みる。 これはいいこと。 しかし、お客様によっては 《デリケートな時期なのでほっておいてほしい》 という場合もある。 お客様の様子を察して時間を置くことも時には必要です。

 

“紹介セット”をカバンに忍ばせているか?

ハウスメーカーのトップ営業マンとお会いした時のこと。 仲良くなったところで 「カバンの中身を見せてもらえますか?」 とお願いした。 特に変わったものは無かったが、1つだけ “他の人が持っていないもの” が入っていた。 それはその営業マンが “紹介セット” と読んでいるもの。 紹介セットとはオーナーさんと紹介の話になった時 「ではこれをその方に渡して頂けますか」 と渡すツール。 これは私も活用していた。 中身は ・名刺 ・自己紹介文 ・簡易カタログ ・展示場の案内図 などなど。 なるべく大げさにならないように作り込んでいた。 ただ単に 「その方をご紹介ください!」 と言っても社交辞令的になってしまう。 しかし、 「その方に次お会いした時にこちらを渡してください」 と言えば紹介率も上がる。 これによってずいぶんご紹介を頂いたという。 言葉だけではなくツールを活用する。 そうすることで紹介率もぐっと上がります。

 

ほとんどの営業マンは1回2回で諦める

工務店が集まる会で講演させて頂いた時のこと。 講演後、ランチミーティングに参加した。 ランチなのでノーアルコールだが・・・ 社長さんばかりが10名ほど参加していた。 そこでこんな話が出た。 社長A「うちにはコピー機だとか広告の営業マンがよく訪問してくるよ」 社長B「そうそう、うちもだよ。うちは保険の営業マンとかもくるね」 社長A「よく飛び込んでは来るが2回くる営業マンはほとんどいない」 社長B「たしかに」 社長A「だから今日の営業レターはいいかもね」 個人宅に “アポなし訪問” する営業マンは少なくなってきた。 しかし、法人ではまだまだ多くの営業マンが飛び込んでくる。 その営業マンのほとんどは “1回もしくは2回” しか訪問してこないという。 たしかに一度 「うちは必要ないから!」 とシャットアウトされれば次は行きにくい。 断られてもなお 「この前は忙しいところすみません!」 と笑いながら飛び込める心臓を持っている人は少ないのだ。 営業レターと併用すれば結果は全く違うだろう。 家を検討している知人は 「もっと営業マンが来るのかと思ったけど1度電話があったきりで、その後何も無しだよ」 と言っていた。 しつこく訪問されたり、何度も電話がかかってくるのも困るが、 “1回で諦められる” のもまた寂しいのだ。 やはりちょうどいいのは営業レター。 今や営業レターしかないとさらに確信しました。

 

ゲスな話ばかりする人が実はいい人だった話

工務店様の会で講演をさせて頂いた時のこと。 主催者の方が気をつかってくれ、打ち上げを企画してくれた。 そこには “私と話をしたい人”と“ただ単に飲みたい人” が参加していた。 私の隣は後者で私のことなど知らない。 名刺交換をするとすぐに 「コンサルって儲かるの?」 と質問してきた。 また本の話になると 「印税いくら?印税生活しているの?」 と聞いてくる。 その後もゲスな話ばかりだった。 《席変わりたいなぁ〜》 と思いながらイヤイヤ話をしていた。 変な人だったが、お酒を飲むペースはほぼ同じ。 気づけば肩を組みながら飲んでいた。 酒飲みにはこういったことも起こる。 それからしばらくしてのこと。 この人から仕事の依頼を頂いた。 いい会社をご紹介頂き、大きな仕事につながった。 実はこの人は実力者でキーマンだったのだ。 世の中何が起こるか分からないものだと感じた。 これはお客様でも言える。 《ちょっと変わっているなぁ》 というお客様と出会うことがあるだろう。 クレーマー的なお客様は別として、こういったお客様もどんなことが起こるか分からない。 何度か経験があるが、 《この人はちょっとなぁ・・・》 というお客様だとしても実はいい人だったりする。 競合もなく決まり、その上紹介までしてくれるケースもあるのだ。 食わず嫌いはしない。 どこでどんないい事につながっているか分からないものです。

 

自分の実績をしゃべり過ぎれば価値が下がる

知人にある男性を紹介して頂いたときのこと。 その男性は自己紹介で 「先日、セミナーを開いて50人集客しました。そこで・・・」 と最近の結果について話し出した。 マニアックなテーマで50人も集客する。 これは凄いこと。 《なかなかやる人だ》 と思っていた。 しかし、その後も “俺はこんなにすごいんですよ” 的な話ばかり。 だんだんと 《ちょっと怪しい》 と感じるようになった。 結局この人と付き合うことは二度となかった。 自分の実績を話過ぎれば価値が下がる。 これは著名人でもいえること。 少し前に、 《この本はすごい》 と感じた著者のパーティーに出席したことがあった。 冒頭でのあいさつで、 「今飛躍している会社は私がコンサルしており、さらに・・・」 と怒涛のごとく実績を話し出す。 本当に結果を出している人だ。 ここまではまだよかった。 しかし、その後 「アメリカのあの企業のCEOと友人で、あの凄い人も知り合いで・・・」 と言い出した。 あたかも、中学生が 「オレ、あの○○先輩知っているんだぜ!」 と言っているようだった。 実績も知り合いも本当なのだろう。 しかし、自分で言えば言うほど価値は下がっていくものだと感じた。 自己紹介もやり方を間違えるともったいないことになる。 実績のごり押しではなく “どんなことでお役に立てるか” を伝えましょう。